2020/07/14
ベガルタ仙台役員が講義/高大接続、ハイブリッド型授業/私立大学研究ブランディング事業一環
明成高校の教室から発信された、仙台大学の講義「企業スポーツ論」。生徒たちもモニターの映像を見ながら講師の話に耳を傾けた
渡辺氏(手前)はベガルタ仙台の経営状況を分かりやすく説明し、「スタジアムに足を運んでください」と呼び掛けた
仙台大学はなぜ地元のプロスポーツを応援するのか? そんな疑問を発端に地域とプロスポーツの関わりを考える前期講義『企業スポーツ論』の9回目授業(オンライン形式)が7月10日、高大接続の一環として対面形式でも仙台大学附属明成高校で行われました。講師を務めたベガルタ仙台取締役の渡辺雅昭氏は「大学、高校を運営する朴沢学園とベガルタは強い結びつきがある。今後も一緒に地域を盛り立てていきたい」と強調しました。
この科目は大学の体育学科とスポーツ情報マスメディア学科の3、4年生を対象に開講(履修登録96人、担当教員日下三男)しています。明成高からはサッカー部の生徒約60人が、換気の行き届いた教室で聴講しました。授業にはベガルタ仙台が運営するマイナビベガルタ仙台レディースに所属し朴沢学園職員の奥川千沙、船木里奈(仙台大出)の両選手がリモートで出演し、地域とスポーツの観点から貴重な話を披露してくれました。
オンラインと対面の要素を組み合わせた「ハイブリッド型」授業は学生、生徒ともに新鮮だったようです。授業中にクラブの収入アップ策を問われると、高校生側の「海外の有名選手を獲得すればいい」との返答に対し、大学生側は授業後のレポートで「高校生の意見はシンプル・イズ・ベスト。チームが強くなることが最善の道と言っている。観客も増えるしスポンサー収入も上がる。ただし先行投資するカネがあるかどうか」と感想を寄せました。スポーツを通じて高大の響き合う授業となったようです。
本学は現在、在仙の東北楽天、ベガルタ仙台、
<スポーツ情報マスメディア学科>