2021/11/11
4者による「スポーツ分野におけるICT活用強化並びに新たなデータ解析ビジネスモデル創出に向けた連携に関する協定」締結
この度、本学は東日本電信電話株式会社(以下NTT東日本)、株式会社ネクストベース、東北福祉大学と「スポーツ分野におけるICT活用強化並びに新たなデータ解析ビジネスモデル創出に向けた連携に関する協定」を結びました。
昨今、 プロスポーツ選手を中心に競技力向上のため最先端技術を用いたICTによる選手のデータの測定・解析が急速に拡大しています。しかし、専門の測定施設に選手が直接訪問する、もしくは現場にデータ測定者を派遣してもらう必要があることから、アマチュアチームや学校部活動などでの活用は進んでいないのが現状です。
そこで、今回の協定では、東北の大学野球チームをフィールドに、オンラインを活用したデータ測定・解析サービスに必要な条件や手段の検討評価を行うことを目的としています。また、AIやIoT技術と最先端のスポーツ科学を融合させることにより、選手の競技力向上・ケガ防止等に寄与する新たなデータ解析モデルの創出を目指すものです。
11月4日は本学室内練習場で記者発表会及び本学硬式野球部のデータ測定会を行い、測定機器を使用し、投球した際のボールの回転軸の傾きや変化量、スイングした際の角度や速度などを測定しました。
データはオンライン上にて可視化、数値化され、データ解析はネクストベースの専門スタッフがNTT東日本のサーバーを経由して東京で行い数時間後には選手やコーチに分析結果が報告されます。
今回データ測定をおこなった硬式野球部の川和田悠太投手(体育2年)は「いままで自分では気づけなかった部分を客観的なデータによって知ることができ、とてもうれしいです」と話し、硬式野球部投手コーチの坪井俊樹講師は「これまで主観で終わっていたところが客観的なデータを得ることによって、新しい指導の可能性が広がることはかなり大きい」と本協定での実証実験の効果に期待しました。
本協定での実証実験は来年の3月までに数回測定が実施される予定です。