2024/12/20
「ふぉれぷれ!森のようちえん」活動レポート(2024年12月15日)
活動内容と学生の活躍
本活動では、仙台大学子ども運動教育学科の3年生が中心となって、子どもたちの体験をサポートしました。
1. 森の宝さがし!
寒い朝の森で自然の宝物探し!霜で真っ白になった葉っぱや、冷たい空気の中で輝く木の実など、冬の森ならではの発見を、学生たちと子どもたちが一緒になって楽しみました。
冬の森の探検にしゅっぱ〜つ!
2. あったかおひるごはんづくり体験
寒い日にぴったりの棒パン作りに挑戦!子どもたちは学生のサポートを受けながら、木の枝にパン生地を優しく巻きつけ、じっくりと焼き上げました。焚き火を囲んでのコーンスープとアツアツの焼きマシュマロも楽しみ、冬の野外ならではのあったかランチタイムとなりました。
棒パンも焼きマシュマロもおいしい〜!
3. 冬の森の自由遊び
寒さを吹き飛ばす元気いっぱいの遊びの時間!体を動かしたり、焚き火を囲んで焼きマシュマロを食べたり、子どもたちの自由な発想から生まれる遊びを学生たちが見守りながらサポートしました。
雪がいっぱい!寒くたって元気いっぱい!
参加者と学生の声
[参加した子どもたち]
「お姉さんと一緒に木の枝に巻いたパンが、こんがりおいしかった!」(5歳児)
「マシュマロがとろ~んってなって、あまくておいしかった」(4歳児)
「朝のおさんぽで、葉っぱが真っ白になってるの見つけた!」(5歳児)
[保護者]
「自然の中での体験活動を通して、子どもの新しい一面を見ることができました」
「寒さを感じさせない子どもたちの活動的な姿に驚きました」
[参加学生]
「季節の変化とともに、子どもたちの自然との関わり方も変化していくのが印象的でした」(3年生)
「火を使う活動では、安全面への配慮と子どもの主体性の両立を学びました」(3年生)
「3回の活動を通して、子どもたちの自然に対する理解の深まりを感じました」(3年生)
教育的効果
本活動を通じた参与観察の結果、子どもたちと学生に以下のような成長が見られました。
[子どもたちへの効果]
自然への適応力:寒さの中での活動を通じて、季節の変化を体感的に理解できるようになりました。
探究心と観察力:冬ならではの自然現象(霜、氷など)への興味・関心が深まりました。
協調性の発達:火を囲んでの活動を通じて、順番を待つ、助け合うなどの社会性が育まれました。
[学生への効果]
安全管理能力:寒さや火の使用に配慮した活動の計画・実践力が身につきました。
環境活用力:季節の特性を活かした幼児向けプログラムの立案・実践力が向上しました。
子ども理解:3回の活動を通じた幼児期の学びと成長過程への理解が深まりました。
活動を終えて
全3回の活動を通じて、子どもたちは季節の変化とともに様々な自然体験を重ねることができました。10月の秋晴れ、11月の雨、そして12月の寒さと、それぞれの季節ならではの発見や学びがありました。特に今回は、寒さを感じながらも、火を通して温かさを体験したり、体を動かして寒さを忘れるほど遊び込んだりと、冬だからこそできる体験が豊かにありました。
この活動は、幼児期の子どもたちの心身の健やかな発達を支えるとともに、将来の保育者である学生たちにとっても、かけがえのない学びの機会となりました。今後も、この経験を活かし、自然を通じた子どもたちの育ちを支える取り組みを続けてまいります。
※本活動は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施しています。