2024/08/21

パリ五輪柔道女子57kg級 マリアさん(現代武道学科4年)の健闘を称えて

パリ五輪柔道女子57Kg1回戦でギニア代表選手と対戦するマリアさん(右)


 7月29日(月)、シャンドマルス・アリーナでパリ五輪柔道女子57kg級の1回戦が行われ、本学現代武道学科4年のマリア・エスカノさんがグアム代表として出場しました。マリアさんはギニア代表の選手と対戦し、残念ながら一本負けとなりましたが、最後まで全力で戦う姿勢は誇り高いものでした。

 本学柔道部女子の南條和恵監督はグアムからの委嘱を受け、マリアさんのコーチとしてセコンドに付きました。

 引き続き、マリアさんへの応援をよろしくお願いいたします。
 

マリアさんのコメント

 今回、小さな頃から夢であったオリンピックに選手として挑戦することができたことは、私の人生の中でこれ以上ない経験になりました。これまでの道のりを振り返ると、何度も心が折れそうな時がありましたが、仙台大学の仲間と日々稽古を積み、『みんなが居るから頑張れる』と、私も自分に負けない様に、自分自身の限界に挑み続けることができました。その様な苦しい時間を乗り越えながら掴んだ結果がオリンピックの切符だと思います。
 辛い時期もありましたが、南條和恵監督をはじめ、仙台大学の仲間たちや日本で出会った方々のサポートのお陰で今の私があると強く言えます。この場をお借りしてサポートをして下さった全ての方に心から感謝の気持ちを申し上げます。
 世界最高峰のアスリート達と競い合ったオリンピック選手として恥じぬ様、これからも謙虚の気持ちを忘れずに日々邁進したいと思います。

南條和恵監督のコメント

 まず、彼女においてオリンピック出場に向けての条件が厳しい中、単身で海外を回りランキングを上げ、出場まで辿り着けたことを誇りに思います。
初戦の相手はマリアと同じように練習相手を探しながらオリンピック出場を目指し助け合ってきた友人のエステベス選手(ギニア)でした。結果、敗退はしましたが、お互いが勝利への執念を持ち、力を出し合った素晴らしい試合だったと思います。
 今後も、仙台大学現役学生初の夏のオリンピック代表選手として、卒業までの残された期間、学生としての本分をしっかりと果たして欲しいと思います。
 大学内の教職員の皆様や、学生さん、柔道部の仲間からの温かなご声援が、彼女の力となりました。本当にありがとうございました。

 
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