2023/12/25

勇敢な救助活動を行った鈴木大翔さんに功労賞を授与

 

写真:松本副学長から功労賞を授与される鈴木さん
 

 12月22日(金)、本学は現代武道学科4年の鈴木大翔さんに功労賞を授与しました。この表彰は、12月15日(金)に発生した交通事故において、鈴木さんが行った救助活動に対して行われました。
 

事故の発生と救助活動

 12月15日(金)の18時40分頃、仙台市若林区大和町近くの国道4号線下り車線で交通事故が発生しました。
事故現場では、SUV(スポーツ用多目的車)が道路の左側のガードレールに激突し、車両は前方から大きな損傷を受け、炎と煙を上げていました。運転手は車内に閉じ込められ、事故の衝撃で意識がもうろうとしていました。鈴木さんは、事故現場に到着するとすぐに救助活動に取り掛かりました。他の通行人と協力して、運転手を安全な場所に移動させると、鈴木さんは消火器を近くの店舗から調達し、他の市民と共に車両の消火活動を行いました。
 
 松本文弘副学長が功労賞を授与する際には、「鈴木さんの勇敢な行動は、仙台大学の学生として、また社会の一員として模範を示したものです。また、迅速な対応は、他の学生たちにとっても良い手本となりました。本学としても、このような優れた学生を称えることを誇りに思います」と述べました。
 鈴木さんが今回勇敢な行動を行えたのは、彼自身が過去に火災の経験をしたことでした。事故現場で煙と炎に直面した際に、その経験を活かして即座に状況を理解し、勇敢に行動に移すことができました。改めて救助活動を行った鈴木さんに敬意を表します。
 

現代武道学科4年 鈴木大翔さんのコメント

 「消防士を目指して現代武道学科に入学したことが、今回の救助活動で大いに役立ちました。自身の経験だけではなく、授業で学んだ初期消火活動や緊急時の対応方法など、学科での学びがこの状況で実際に活かせたことを嬉しく思います。人として当たり前のことをしただけですが、学んだことが現実の場面で役立つのを実感しました。」

写真:左から田中智仁現代武道学科長、鈴木さん、事故現場に居合わせ救助活動に協力した加藤琢磨職員、松本副学長

 
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