2025/02/07

「スポーツ・運動」と「栄養」を融合した学びとは

 スポーツ栄養学科では、スポーツと栄養の専門分野を学び「食」を通じて社会を支える人材の育成を目指しています。今回のコラムでは、栄養士校外実習(学外実習)の前に、実際の現場を想定して給食の運営について学ぶ授業について紹介していきます!
 
 

給食運営実習Ⅰの授業より

 栄養士免許取得の必修科目である“給食の運営”を学ぶ授業「給食運営実習Ⅰ」(3年次開講科目)について紹介します!
 この授業は、“給食業務を行うために必要な食事の計画や調理を含めた給食サービス提供に関する技能を習得する”ことが目的となっています。
 学生が栄養バランス、提供する季節や、食材の旬、食材料費を考えて献立を作成し、その献立に必要な食材を発注、納品された食材を検収し、調理、配膳まで行います。実際に調理した給食は教職員の方々にも販売を行っています。この日は「野菜たっぷり中華」というテーマでした。
 
 

給食運営関連の授業より

 給食を運営するためには、調理技術や大量調理の知識が重要となり、1年次から段階的に学びます。給食の運営に関連が深い科目は下記の表になります。
 
  学年 科目 授業内容
調理 1年次 調理学 調理に関する事柄を科学的に究明し、調理技術の向上や食生活の実践に役立つ理論を提供する。
調理学実習Ⅰ 食品の基本的な調理操作と調理技術を習得し、献立作成能力や衛生管理について身につける。
2年次 調理学実習Ⅱ 調理技術と知識の向上を目指し、応用調理の基礎技術を身につける。
調理学実験 調理工程の意味を理解し、調理に必要な知識の向上や衛生面・安全性を遵守するため、食品を使用した実験を行う。
給食 3年次 給食計画論 給食の定義や法律を学び、給食サービスにおける調理作業計画、栄養管理、衛生安全管理について学ぶ。
給食運営実習Ⅰ 給食計画論を中心とした専門科目で学んだ理論や知識、技能を活用し、給食サービスについて計画から評価までを行う。
4年次 給食運営実習Ⅱ
(校外実習))
学校、病院、自衛隊、保育所などの給食施設において、給食の運営に必要な献立作成、調理作業、配膳などの基本的業務を実際の現場で体験し、学ぶ。

 特に給食計画論(3年次前期科目)は、給食の運営に必要な知識技能を身につける授業です。給食業務を行うために必要な調理作業計画、栄養管理、衛生安全管理などの基礎的事項や大量調理を想定した献立表、作業工程表、発注書の作成を学びます。
 

~給食計画論等で学んだ知識を活用して、作成しています~



 今回紹介した授業のほかにも、栄養の専門科目はたくさんあります。
 仙台大学体育学部スポーツ栄養学科は、「スポーツ・運動」と「栄養」を学ぶ学科としては東北唯一の大学です!!体育学部にある栄養士養成課程だからこそ、スポーツ・運動と栄養の関連についてより深く学ぶことが可能です。また、仙台大学の「スポーツ栄養研究会」では、授業で学んだことを自身の競技力向上に活かしたり、本学学生アスリートを対象に栄養サポートを実践したりすることで知識や技能を定着させることができます。この学びを活かし、現場で活躍している卒業生はたくさんいます!! 
 
「スポーツ・運動」と「栄養」を融合した学びを一緒に深めていきましょう!!


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