体育大学に設置された学科だからこそ、できる教育があります。
健康福祉学科 学科長
教授
大山 さく子
いま、社会に求められている
ホスピタリティマインド。
仙台大学の介護福祉士養成は、健康福祉学科開設当初から「体育学部だからこその特色ある人材育成」にこだわってきました。特色とは、体育・スポーツの学習と実践を基盤として、明るく活発なのはもちろん、指導力、マネジメント力、コミュニケーション力を備え、人が好きだからこそ、相手の個性、「その人らしさ」を尊重できるホスピタリティマインド(思いやりの心)にあふれた人材育成を行っている点にあります。それを裏づけるのは、卒業生たちの活躍ぶり。近年では、企業や各種団体からの求人が増加し、卒業生が上司の方や人事担当の方と一緒に本学にいらっしゃって、「ぜひ、仙台大学の卒業生をわが社に紹介してください」とおっしゃっていただくことが多くなりました。
あらゆる世代と関わることができる
「新しい介護福祉士像」を発信。
現在の超高齢社会には、さまざまな課題とニーズがたくさんあります。健康福祉学科では、それらに対応できる知識と技術を学ぶことができます。体育学部に設置された学科として、介護やレクリエーションにも体育やスポーツの側面からアプローチできるのが、この学科の大きな魅力です。このことは、介護が必要な人だけでなく、健康な人の健康維持・増進、介護予防にも応用することができるので、小さな子どもからお年寄りまで、あらゆる世代と関わることができる「新しい介護福祉士像」、それが仙台大学が育成する介護福祉士なのです。
実践型の授業で、
指導力・支援力を養います。
学生たちには、学内での勉強だけにとどまらず、学外に飛び出していって、自分の人間力を高めるようなさまざまな体験を積み重ねてほしいと思っています。ですから、授業の一環で行う「実習」では、実用的な健康づくり、健康指導・支援力を身につけられるよう指導しています。「人が好き」という思い(=能力)は、介護や福祉の分野はもちろん、現代社会が抱えるさまざまな問題を解決するのに必要な能力の一つだと思います。その思いを、ぜひこの社会で活かしてみませんか。みなさんと学べる日を楽しみに待っています。