科目ナンバリングC-NAT111J-05
科目コード534210
科目名自然災害と人間
科目名(英語)Natural Disasters and Humanity
学科全学科
学年1年
学期後期
授業形態講義
必修・選択の別
単位数2
担当教員山内 明樹
開講の別単独開講


実務経験の有無
1 「どのような実務経験を持つ教員か」・高等学校理科教員、少年科学活動促進事業企画委員として、防災教育に係る実務経験を有する。
2 「実務家経験がどのようにこの科目と関連するか」・防災教育は、自然や自然災害について理解するとともに、災害を正しく恐れ適切に行動する防災力(災害と向き合う力)を身に着けることを目指している。本科目はこれを踏まえ、ひとり一人が地域防災の担い手として、共生社会を生きる資質・態度(災害との向き合い方)を備えることを目指す。
3 「実務家経験の科目への活かし方」・防災教育では、自然や自然災害について理解するとともに、多様な主体間の相互作用と協働を通じたリスクの協治が重要となる(災害リスクガバナンス)。本科目はこれを踏まえ、リスクマネジメント、リスクコミュニケーションに係る演習を取り入れ、災害と向き合う力、災害との向き合い方を実践的に備えることを目指す。
授業の概要
自然災害と防災(災害との向き合い方)について講義する。
※本講は、防災士養成講座(日本防災士機構)を兼ねて開講します。防災士試験の受験資格が得られます。
DPとの関連性
.
体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=728&name=taiiku
.
健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=753&name=kenhuku
.
スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=859&name=eiyo
.
スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1340&name=media
.
現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=913&name=gbd
.
子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=878&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学習
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
 自然災害について理解する。災害を正しく恐れ適切に行動する防災力(災害と向き合う力)、共生社会を生きる資質・態度(災害との向き合い方)を身につける。
授業の履修目標
対象領域内容
認知的領域 自然災害と防災について十分に理解し、的確に説明できる。
情意的領域 防災の担い手として十分に寄与できる(自助・共助)。
技能表現的領域 救命処置(基礎的な応急手当)を実施できる(自助・共助)。
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域 自然災害と防災の基礎的事項について理解している。
情意的領域 防災の担い手として寄与できる(自助)。
技能表現的領域 救命処置(基礎的な応急手当)を実施できる(自助)。
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
 自然災害についての理解 自然災害と防災の関係性について十分に理解し、的確に説明できる。 自然災害について十分に理解し、的確に説明できる。 自然災害について理解し、説明できる。 自然災害の基礎的事項について理解している。 自然災害について、基礎的事項の修得を要する。
 防災についての理解 自然災害と防災の関係性について十分に理解し、的確に説明できる。 防災について十分に理解し、的確に説明できる。 防災について理解し、説明できる。 防災の基礎的事項について理解している。 防災について、基礎的事項の修得を要する。
 救命処置(基礎的な応急手当)の実施 周りのものと協力しながら、状況を把握し、的確に救命・救助活動を実施できる。 周りのものと協力しながら、的確に救命処置を実施できる(協働)。 救命処置を実施できる(自助・共助)。 救命処置を実施できる(自助)。 救命処置について、基礎的事項の修得を要する。
授業計画(全体)
 自然災害から得られる科学的知見と教訓、専門的知見をもとに、講義形式(一部、演習・グループワークを含む)で授業を行う。テーマ毎に、学内外から講師(ゲストスピーカー)を招き、各講師の実務経験、専門性を活かした講義をオムニバス形式で行う。ナンバー3~14は、順番を変更する場合があります(オリエンテーションの際にお知らせします。)
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.・オリエンテーション
・自主防災活動と地区防災計画(山内明樹)
・授業の進め方、評価について説明
・なぜ自主防災活動が必要か、どのような活動を行うのか解説する(講義、演習:グループワーク)。
履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
2.・自主防災活動と地区防災計画(山内明樹)・なぜ自主防災活動が必要か、どのような活動を行うのか考える(講義、演習:グループワーク)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
3.・地震・津波による災害(荒井龍弥・山内明樹)・地震のしくみと被害、津波のしくみと被害、地震に関する最新の知見について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
4.・気象災害・風水害(山内明樹、ゲストスピーカー)・国土の特徴と風水害の関係、地球温暖化と異常気象の現状、災害をもたらす気象現象、水災・水防対策、雪害について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
5.・土砂災害(山内明樹、ゲストスピーカー)・国土の特徴と土砂災害の関係、土砂災害の特徴・課題・対策について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
6.・災害関連情報と予報・警報(山内明樹、ゲストスピーカー)・気象、洪水関連情報、地震、津波関連情報、火山噴火関連情報の収集と活用について考える(講義、演習:グループワーク)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
7.・被害想定・ハザードマップと避難(山内明樹)・被害想定について解説する。ハザードマップの活用について考える(講義、演習:グループワーク)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
8.・災害情報の活用と発信(山内明樹、ゲストスピーカー)・災害情報(内容・ニーズ、変化、伝達)、震災の教訓と防災報道について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
9.・行政の災害対策と危機管理(岩淵孝二・山内明樹)・自然災害と危機管理、災害対策基本法(原則、対応サイクル、防災計画)、防災関連行政組織の活動・対策について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
10.・災害医療とこころのケア(菊地直子、山内明樹、ゲストスピーカー)・災害医療の3つのT、災害時に注意すべき病態、PTSDと急性ストレス障害の違い、こころのケアについて解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
11.・地震・津波への備え(山内明樹、ゲストスピーカー)・地震・津波(事前の備え、災害時の対応、避難行動)、東日本大震災の教訓と防災教育について解説する(講義)。 履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
12.・風水害・土砂災害等への備え(山内明樹、ゲストスピーカー)・風水害・土砂災害(事前の備え、災害時の対応、避難行動)について解説する(講義)。 履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
13.・避難所の設置と運営協力(山内明樹、ゲストスピーカー)・避難所(指定、開設、運営、感染症対策)について解説する(講義、演習:グループワーク)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
14.・災害ボランティア活動(大山さく子、山内明樹)・ボ災害ランティア活動(状況と課題、防災対応サイクル、役割))について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
15.・防災士に期待される活動(山内明樹、ゲストスピーカー)・防災士に期待される役割、活動について解説する(講義)。履修確認レポートの作成(授業の中で指示します。)4時間
成績評価方法(方針)
提出物(授業外レポート25回)、演習(5回)への取組
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験評価対象外
授業内レポート評価対象外
授業外レポート75%
演習・実技25%
授業態度評価対象外
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
・取り組みが不十分な場合に再提出を求める場合がある。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
 「助けられる人から助ける人へ(SDGs)」 自然災害が頻発・激甚化するなか、地域や職場の防災(安全と安心)を担うリーダーの養成が求められている。本講は、講義と演習を通じ、自然災害についての理解を深め災害との向き合い方(災害を正しく恐れ適切に行動する力と態度)を身につけることを目標とする。(将来)学校や幼稚園、福祉関連施設、警察、消防などの職場や地域・職場の防災組織、災害ボランティア活動等で役立つ知識や技能を学ぶプログラム。受講にあたっては、防災を自分事としてとらえ、主体的に取り組むことを期待する。
関連科目
教科書
書名著者出版社出版年
01防災士教本今村文彦他日本防災士機構2025
参考書
書名著者出版社出版年
01使用しない
オフィスアワー
木曜日(10:20~11:50)
GCR
udwdr6x
その他
本講は、防災士養成講座(日本防災士機構)を兼ねて開講します。防災士試験の受験資格が得られます。(検定料:3,000円)
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。