科目ナンバリング		S-MAN031J-03

科目コード		124050

科目名		スポーツターフ管理概論Ⅱ

科目名（英語）		Introduction To Sport Turff Management Ⅱ

学科		体育学科

学年		３年

学期		前期

授業形態		講義

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		野口　翔

開講の別		オムニバス開講

実務経験の有無

授業の概要

スポーツターフの構造をベースとして、施設管理の品質管理・安全管理の観点及び顧客満足度の観点から講義を行う。教員を目指す学生に対し校庭芝生化の知識や技術を身につけ授業や部活の運営に役立てる事を指導する。スポーツ施設を運営する企業を目指す学生も同様である。芝草管理技術者3級の資格修得を目指す。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

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体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=59&name=taiiku

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健康福祉学科

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スポーツ栄養学科

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スポーツ情報マスメディア学科

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子ども運動教育学科

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アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）

	反転学習

	ディスカッション

	ディベート

	グループワーク	■

	プレゼンテーション

	実習	■

	フィールドワーク	■

授業の一般目標

（１）スポーツターフ施設の構造を把握し、管理方法に加え、関連法規、経済性および自然環境保全に関することなど幅広い専門知識を修得して顧客満足度を満たす管理の仕方を考える事が出来る様になる。
（２）スポーツターフ施設が安全に保たれる管理手法を身に付ける様になる。
（３）以上を踏まえて、授業外課題に取り組み、スポーツターフ施設の管理の実際を考察する事が出来る様になる。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について十分に理解し的確に説明できる。

■	情意的領域	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、授業外課題に意欲的に取り組んでいる。

■	技能表現的領域	課題を文章で的確に表現し、積極的に口頭で発表出来る。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について部分的に理解できている。

■	情意的領域	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、授業外課題に最低限だが取り組んでいる。

■	技能表現的領域	課題を文章に表現できる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について理解できている。	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について十分に理解し的確に説明できる。授業で取り上げた問題について、自分の意見を述べることが出来る。	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について十分に理解し的確に説明できる。	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について理解できている。	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について部分的に理解できている。	スポーツターフ施設管理の構造と維持管理及び経営管理について理解していない。

スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、授業外課題に取り組んでいる。	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、自ら授業外課題を設定し意欲的に取り組んでいる。また、施設を大事に扱うことが出来るようになる。	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、授業外課題に意欲的に取り組んでいる。	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、授業外課題に取り組んでいる。	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持ち、授業外課題に最低限だが取り組んでいる。	スポーツターフ施設の経営管理に関心を持たず、授業外課題に取り組んでいない。

課題を文章に表現し、口頭で発表出来る。	課題を文章で的確に表現し、積極的に口頭で発表出来るようになる。スポーツ施設維持管理の道具や機器を操作して、均一な整備を知る。	課題を文章で的確に表現し、積極的に口頭で発表出来る。	課題を文章に表現し、口頭で発表出来る。	課題を文章に表現できる。	課題を文章に表現できない。

授業計画（全体）

授業テーマに沿った資料を用いた講義とラグビー・アメフトグラウンド天然芝生での実習が中心で、実物見本などを用いて管理作業方法を知る。数回の授業時にアンケートで、感想・興味度・理解度・到達度を確認する。また課題を考察し発表も行う。連絡事項や参考資料はGoogle Classroomや一斉メールで送信する。文科省が定める予習・復習の時間として授業時間外実習も行う。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	オリエンテーション、二つの資格について解説する	担当教員の紹介、授業の概要、目標、計画、成績評価について説明する。芝生維持管理に関する資格について説明する。		シラバスと学生便覧の資格に関する該当項目を熟読する。	４時間

2.	芝生の基礎知識	スポーツターフ管理概論Ⅰの内容の復習。		講義内容を復習し、芝生の基礎的な知識を覚えておくこと。	４時間

3.	構内芝生における実習その１	寒地型芝草の観察と暖地型芝草のポット苗を作成する。		構内芝生管理の授業外実習に積極的に参加する	４時間

4.	測量理論の解説，芝生の造成	芝生造成地の高低測量学について説明する。利用水準と管理手法について解説し、現場の状況から考察する。		利用者の要求と管理者の維持管理水準を比較する様心掛ける。	４時間

5.	芝生の土壌・肥料	芝生造成地の高低測量学について説明する。利用水準と管理手法について解説し、現場の状況から考察する。		構内芝生の育成を常に興味を持って観察する。	４時間

6.	構内芝生における実習その2	寒地型芝草と暖地型芝草のグラウンド内の割合を観察し、季節による生育の違いを確認する。		構内芝生管理の授業外実習に積極的に参加する	４時間

7.	芝生の病害防除	１．植物病理学概論、２．芝草病害概論、３．芝草病害防除の基本、４．今後の問題点		構内芝生の育成を常に興味を持って観察する。	４時間

8.	芝生の虫害防除第1回小テスト	１．植物病理学概論、２．芝草病害概論、３．芝草病害防除の基本、４．今後の問題点		構内芝生の育成を常に興味を持って観察する。	４時間

9.	構内芝生における実習その3	芝刈り機械（手押し方式、乗用方式）の操作方法を実習する。各自のポットに芝草の種をまき成長を観察する。		構内芝生管理の授業外実習に積極的に参加する	４時間

10.	農業気象学	１．農業気象の基礎、２．主な農業気象災害、３．異常気象と地球環境		常日頃、身の回りに起きている異常気象に関心を持つ様にする。	４時間

11.	世界の天然芝維持管理の変遷	世界のスポーツターフを紹介する。		構内芝生の育成を常に興味を持って観察する。	４時間

12.	天然芝と人工芝	天然芝と人工芝の特徴について解説し、今後のスポーツターフの在り方について考える。		天然芝と人工芝の違いについて考えておく。	４時間

13.	グループワーク第2回小テスト	芝生に関する課題を与え、グループで課題内容を検討する。		課題についてグループで検討する。	４時間

14.	構内芝生における実習その4	傷んだ箇所に各自で作成したポット苗を移植する。		構内芝生管理の授業外実習に積極的に参加する	４時間

15.	課題発表会	課題を発表し、プレゼンテーション力を養う。		授業外課題を見直し改善すべき所がある時は再提出する。	４時間

成績評価方法（方針）

同名Ⅰを先に受講できる。定期試験を1回，授業内レポート（小テスト）を２回実施する。グループ課題を課す。課題は内容と表現力を査定する。これらの結果を総合して成績評価を行う。試験問題・解答は返却しないが、成績評価が自己採点出来る様に解説する。出席は欠格条件となる。欠席届（0.4ポイント扱い）と自習成果表（0.4から0.6ポイント扱い）を提出する。授業外実習（0.7ポイント扱い）。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎	○		50%

授業内レポート	◎	○		20%

授業外レポート	◎	◎	◎	30%

演習・実技		○		減点あり

授業態度		○		減点あり

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

授業外レポート（課題）は実施する。個別には返却しないが、総合評価で全体的に必要な事を解説している。
授業内レポート（小テスト）は実施する。返却はしないが、答え合わせを行い解答の解説をする。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・2/3以上の出席が無い学生は、単位を修得することができない
・授業中の私語厳禁（指定席制も実施予定）
・出席や小テストの点数などが不足するときは相談する、救済策は提出物や構内実習の追加などで用意するので簡単に諦めない
・授業計画は授業の進み方や構内実習の日の天候により、多少変更あり
・資格取得希望者は二つの団体が主催する研修会を受講し認定試験を受験して資格を取得する
・Web授業時の小テストや試験は原則として授業時間に受講する（規律正しい生活を送る）