科目ナンバリング		S-TEA021J-01

科目コード		511120

科目名		保健体育科教育論Ⅰ

科目名（英語）		Pedagogy of Health and Physical Education Ⅰ

学科		体育学科

学年		２年

学期		後期

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		郡山　孝幸

開講の別		単独開講

実務経験の有無

小学校での実務経験を有する。　

授業の概要

主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導について、学習指導要領に沿いながらその基本的な考え方を説明し、指導の実際についての理解認識を深めさせる。小学校での教員を行った実務経験を活かし実際の教育実践に結びつく講義を行う。　　　

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

		■	■

体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1155&name=taiiku

健康福祉学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

健康福祉学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=569&name=kenhuku

スポーツ栄養学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ栄養学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=700&name=eiyo

スポーツ情報マスメディア学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ情報マスメディア学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=715&name=media

現代武道学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

現代武道学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=730&name=gbd

子ども運動教育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

子ども運動教育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=695&name=kdm

アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習

	ディスカッション

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション	■

	実習

	フィールドワーク

授業の一般目標

主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導について、学習指導要領に沿いながらその基本的な考え方を学び、指導の実際についての理解認識を深める。　

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	学習指導要領の領域ごとのの概要を理解し、特性に触れるための授業を進め方を理解している。

■	情意的領域	「教師」の立場で「体育」の授業づくりを考えながら講義を受講できている。

■	技能表現的領域	運動の特性を踏まえた指導案を作成することができる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	「体育」の学習指導についての基本的な考え方を理解し説明することができる。

■	情意的領域	「体育」の学習指導についての基本的な考え方を踏まえ、課題意識をもつことができる。

■	技能表現的領域	「体育」の学習指導についての基本的な考え方を知り「指導案」に表すことができる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導についての基本的な考え方とその実際を解釈し、説明することができる。	主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導において欠かせない学習指導要領の領域ごとの概要を理解し、工夫を凝らした授業展開を見出している。	主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導において欠かせない学習指導要領の領域ごとのの概要を理解し、どのように授業を進めていくかが分かる。	学習指導要領の記載事項の理解が不十分で、自分の経験値で保健体育の指導を進めようとしている。	体育の学習の基本的な内容は理解しているが学習指導要領に関する知識が不十分である。	学習指導要領の記載事項に関心を持てず、保健体育の指導方法についても考えていない。

主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導についての基本的な考え方を踏まえ、課題などを積極的に検討することができる。	常日頃より「教師」の立場で今後のあるべき「体育」の授業づくりを考え、実践に結びつけようとしている。	常日頃より「教師」の立場として「体育」の授業づくりを考えながら講義を受講することができている。	授業はまじめに聞いており学習指導に関する理解も概ね進んでいるが、教師の立場にたった考え方が不十分である。	教師という視点をもっておらず、受け身な授業態度で学習指導法にも関心が薄い。	受け身な授業態度で学習指導法にも関心が無く、課題の提出も滞りがちである。

主に中学校・高等学校の「体育」の学習指導についての基本的な考え方を「指導案」などに表すことができる。	学習指導案におけるねらいの設定、指導過程、評価の方法について深く理解し、運動の特性を踏まえ個に応じた指導案を作成することができる。	学習指導案におけるねらいの設定、指導過程、評価の方法について概ね理解し、運動の特性を踏まえた指導案を作成することができる。	学習指導案におけるねらいの設定、指導過程については概ね理解しているが、評価の方法についての理解が不十分で、運動の特性を踏まえた指導案を作成することができていない。	学習指導案の記載方法そのものの理解が不十分である。	学習指導案を作成することができない。

授業計画（全体）

講義形式で授業を進める。必要事項を書き込めるようなプリントを毎回配布し、プリントの内容、パワーポイントに沿って授業を展開する。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	オリエンテーション	担当教員の紹介、講義のねらいと進め方、成績評価の方法と諸注意		運動に親しむ生徒を育成するための方策を自分なりに考えておく。	４時間

2.	現代社会と体育の目標	現代社会の体育指導の諸問題や学習指導要領に記された目標との関係を概説する。		学習指導要領の体育領域について概要を把握しておく。	４時間

3.	児童生徒の体力と学校体育の在り方①	現代の子どもたちの体力を踏まえた学校体育の在り方を学習指導要領に関連づけながら概説する。		前回の講義内容を整理しておく。	４時間

4.	児童生徒の体力と学校体育の在り方②	学校現場での実践例を参考に、保健体育指導の在り方を概説する。		前回の講義内容を整理しておく。	４時間

5.	児童生徒の体力と学校体育の在り方③	発達段階に応じた保健体育指導の在り方を概説する。		前回の講義内容を整理しておく。	４時間

6.	学習指導要領の趣旨と評価方法①	学習指導要領に基づいた授業づくりと評価の方法を概説する。		前回の講義内容を整理しておく。	４時間

7.	学習指導要領の趣旨と評価方法②	]新旧の学習指導要領を対比しながら、授業づくりと評価の方法についてレポートにまとめ理解を深める。（中間テストを兼ねる）		前回までの講義内容を整理しておく。	４時間

8.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い①	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する。（陸上競技の指導）		中間テストでの記載内容を振り返り復習しておく。	４時間

9.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い②	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する。（水泳の指導）		陸上競技についての講義内容を整理しておく。	４時間

10.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い③	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する（体つくり運動の指導）	■	水泳についての講義内容を整理しておく。	４時間

11.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い④	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する。（球技の指導）	■	体つくり運動についての講義内容を整理しておく。	４時間

12.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い⑤	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する。（器械運動の指導）	■	球技についての講義内容を整理しておく	４時間

13.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い⑥	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する。（武道の指導）	■	器械運動についての講義内容を整理しておく。	４時間

14.	特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違い⑦	運動の特性のとらえ方の違いからくる学習指導の違いを概説する。（ダンスの指導）	■	武道についての講義内容を整理しておく。	４時間

15.	保健体育科学習指導案の書き方	保健体育科の学習指導案の記載方法について概説する。		ダンスについての講義内容を整理しておく。	４時間

成績評価方法（方針）

講義時間内に作成したレポートの内容を評価する（評価割合30％）。テストとしては学習指導要領に関すること及び学習指導案の作成についての理解度を評価する（評価割合70％）。なお、その結果については提出ごとにフィードバックするとともに講義内で適宜解説する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎		◎	70%

授業内レポート	◎	○	◎	30%

授業外レポート	―	―	―	評価対象外

演習・実技	―	―	―	評価対象外

授業態度	―	―	―	評価対象外

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

提出されたレポートは（授業内で）解説をしながら返却する。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・「体育」の授業づくりを「教師」の立場として考えながら本講義を受講すること。　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
・講義を受動的に受けるのではなく質問するなど積極的な取り組みを求める