科目ナンバリング		S-FTE021J-01

科目コード		151050

科目名		教育の基礎理論Ａ

科目名（英語）		Fundamental theory of Education A

学科		体育学科

学年		２年

学期		前期

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		ライ　イテイ

開講の別		単独開講

実務経験の有無

ー

授業の概要

教育とは人間にとってどのような営みであるのか。本講義では、（１）教育の原理、（２）教育の思想、（３）教育の歴史、（４）学校教育を取り巻く諸要素の４テーマのもとに、教育の意義や役割、その歴史的展開及び現代社会における教育のあり様について概説する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

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体育学科

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子ども運動教育学科

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アクティブ・ラーニングについて

授業の一般目標

「教育とは何か」という問いをもとに、１．教育の基本概念と教育を成り立たせる諸要因、２．教育の歴史的展開（教育思想および学校制度の形成）、３．教育や学校に関する様々な考え方や実践について理解する。また、以上の理解を土台として、教育に関する客観的な根拠に基づき、「より良い教育」のあり方について自分なりに考えることができる。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	「教育とは何か」を考えるための基礎知識を十分に習得することができる。

■	情意的領域	「より良い教育とは何か」という問題について関心をもち、自分なりの教育観を的確に形成することができる。

■	技能表現的領域	「教育」について、他者へ根拠に基づき自分の考え方を文字で説明することが十分にできる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	「教育とは何か」を考えるための基礎知識を習得することができる。

■	情意的領域	「より良い教育とは何か」という問題について関心をもち、自分なりの教育観を形成することができる。

■	技能表現的領域	「教育」について、他者へ根拠に基づき自分の考え方を文字で説明することができる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

「教育とは何か」を考えるための基礎知識を習得することができる。	授業内で説明した内容について本質的に理解している。また、個別の基礎知識を相互に関連させ、その回の授業テーマについて俯瞰的に把握している。	授業内で説明した内容について理解しており、個別の基礎知識を相互に関連させることができる。	授業内で説明した内容について理解している。	授業内で説明した内容についてほぼ理解している。	授業スライドの説明文のみ暗記し、内容まで理解していない。

「より良い教育とは何か」という問題について関心をもち、自分なりの教育観を形成することができる。	授業内で扱うテーマについて関心を持ち、授業で紹介した事例のみならず、必要な情報収集を行ったうえで総合的に省察することを通して、自分なりの教育観を十分に形成している。	授業内で扱うテーマについて関心を持ち、授業で紹介した事例を踏まえて総合的に省察し、自分なりの教育観を十分に形成している。	授業内で扱うテーマについて関心を持ち、授業で紹介した事例を踏まえて省察し、自分なりの教育観を形成している。	授業内で扱うテーマについて関心を持ち、授業で紹介した事例を踏まえて省察し、自分なりの教育観をほぼ形成している。	授業で紹介した事例を踏まえておらず、授業内で扱うテーマについて深く考えていない。

「教育」に関する基礎的な知識や自分の考え方等を、根拠に基づき他者に説明することができる。	授業内で扱うテーマについて、授業で紹介した内容のみならず、さらに必要な情報を収集した上で、十分な考察を行い、根拠に基づいて自分の意見を述べることができる。	授業内で扱うテーマについて、授業で紹介した内容と自分の生活経験を踏まえた上で十分な考察を行い、根拠に基づいて自分の意見を文字で述べることができる。	授業内で扱うテーマについて、授業で紹介した内容と自分の生活経験を踏まえた上で、根拠に基づいて自分の意見を文字で述べることができる。	授業内で扱うテーマについて、授業で紹介した内容を踏まえて、根拠に基づいて自分の意見を文字でほぼ述べることができる。	授業内で扱うテーマについて自分の意見を文字で述べる際に、授業で紹介した内容や説明を踏まえていない。

授業計画（全体）

（１）教育の本質、（２）教育の思想、（３）教育の歴史、（４）学校教育を取り巻く諸要素の４つのテーマから、、「教育とは何か」という問題をもとに、教育に関する基礎知識について概説する。授業終了後に「授業外課題」を提出してもらい、次回の授業ではフィードバックする。授業外課題では、指定トピックについての考え方や授業に対する感想・疑問点などを書いてもらうことになる。期末試験は対面で行う。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	授業ガイダンス	教育の基礎理論Ａで学ぶ内容、担当教員の紹介、授業の進め方、成績評価の方法		シラバスを熟読しておく	4

2.	教育の本質（１）	教育の意味、教育の理念と目的		授業に則して、「教育とは何か？」を考える	4

3.	教育の本質（２）	近世日本とヨーロッパにおける子ども観と教育		「子どもはどういう存在なのか？どう接していくべきか？」について考える	4

4.	教育の本質（３）	人間の発達と教育	□	児童期、青年期の発達課題について考える	4

5.	教育の思想（１）	西洋教育思想の源流とその展開		教育思想家の主張について自分が賛同するかどうか、その理由について考える	4

6.	教育の思想（２）	近代公教育の形成と理念		授業に則して、公教育・学校制度の意義について考える	4

7.	教育の思想（３）	新教育の思想と実践		新教育の理念について考える	4

8.	教育の歴史（１）	近代学校の誕生と展開		授業に則して、学校の機能性について考える	4

9.	教育の歴史（２）	戦前日本型学校の形成と展開		授業に則して、日本の学校制度の目的について考える	4

10.	教育の歴史（3）	日本の戦後の学校教育		テーマ３全体の復習	4

11.	学校教育（１）	新しい学力と教育課程		授業に則して、自分が受けたカリキュラムの意義について考える	4

12.	学校教育（２）	教育評価の意義と方法		授業に則して、教育評価のあり方について考える	4

13.	学校教育（３）	教員に求められる力		授業に則して、教員の資質・能力について考える	4

14.	学校教育（４）	令和の日本型教育		自分の気になる教育課題について調べる	4

15.	総まとめ	授業全体を振り返り	□	授業全体の復習	4

成績評価方法（方針）

・授業への取組み姿勢20%（授業外課題、授業態度）、期末試験80%を総合して評価する。授業外課題については、締切り後に提出した場合は0点とする。
・期末試験の結果は、研究室で個別に開示し、内容を説明する。なお、授業回数の2/3以上の出席を満たさない者は期末試験の受験資格を失う。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎	〇	〇	80

授業内レポート	ー	ー	ー	評価対象外

授業外レポート	〇	◎	◎	15

演習・実技	ー	ー	ー	評価対象外

授業態度	〇	〇	〇	5

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

提出してもらった課題は、次回の授業で全体的にフィードバックする。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・教育者になるということは、学ぶ立場から、それをサポートする立場に変わることを意味する。謙虚にかつ意欲的に学ぶことができるということが、教師になるための最低条件になる。このことを十分に自覚して、授業に望んでください。