科目ナンバリングI-SMM321J-05
科目コード966590
科目名デジタルメディア論
科目名(英語)Digital Media Theory
学科スポーツ情報マスメディア学科
学年2年
学期後期
授業形態講義
必修・選択の別
単位数2
担当教員齋藤 長行
開講の別単独開講


実務経験の有無
経済協力開発機構(OECD):ポリシーアナリスト、KDDI総合研究所:研究主査、LINE株式会社:上席研究員、総務省情報通信政策研究所:特別研究員を歴任
授業の概要
本講義では、産業とメディアテクノロジーとの調和を図る上で必要となるインターネット統治の諸方策について概観することを目的とします。特に、インターネットには、ネットワーク中立性の問題が根底にあり、統治は政府機関ではなく民間機関が自ら講じていく必要がある。各回の授業では、その統治を行う上で必要となる関連法規を概観するとともに、社会制度としての第三者機関の役割や自主的統治としてのiコンプライアンスの概念を学ぶことを目的とします。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=59&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=84&name=kenhuku
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スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=190&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=671&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=244&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=209&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学習
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
・メディアのコミュニケーション構造の概要を説明できる。
・メディアの各プレーヤー(利用者、社会集団、企業、政府)のそれぞれの相互関係、利害関係を説明することができる。
・メディア利用者の利用の自由と保護とのバランスの必要性を説明できる。
・インターネットを利用する青少年に特に必要となる保護政策について説明することができる。
・メディア環境における良好なコミュニケーションを図るための方策を提案できる。
・メディアの正と負の両局面を踏まえたガバナンスのあり方を各プレーヤーレベルで提案できる。
授業の履修目標
対象領域内容
認知的領域メディアのコミュニケーション構造の概要を説明できるようになる。
情意的領域メディア環境において良好なコミュニケーションを図ろうと努める態度の醸成を目指す。
技能表現的領域
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域メディアのコミュニケーション構造の概要を説明できる。
情意的領域メディア環境において良好なコミュニケーションを図ろうと努める態度を持つ。
技能表現的領域
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
メディアのコミュニケーション構造メディアの各プレーヤー(利用者、社会集団、企業、政府)のそれぞれの相互関係、利害関係を踏まえた上でのメディアガバナンスを提案できる。メディアの各プレーヤーのそれぞれの相互関係・利害関係について説明できる。メディアの各プレーヤーの役割について説明できる。メディアは多様なプレーヤー(から構成されていることを認識している。メディアは多様なプレーヤーから構成されていることを認識していない。
メディア環境における良好なコミュニケーションメディアの負の側面を踏まえつつ、良好なコミュニケーションを図るための諸方策を常に考えている。メディアの負の側面を踏まえつつ、良好なコミュニケーションを図ろうとする。メディアの負の側面を踏まえてメディアを利用している。メディアの負の側面を踏えてメディアを利用をしている。メディアの負の側面を踏えたメディア利用をしていない。
授業計画(全体)
メディアのコミュニケーション構造について、自分の考えをショートレポートにまとめるという作業を行うことにより、論理的な文章作成能力を身に着けることを目的とします。
具体的には、「主張」「根拠」「論拠」から構成される三角ロジックを用いた論述方法を学びます。
この三角ロジックによる文書技法を身に着けることは、他の科目のレポートや卒業論文執筆の手助けとなるでしょう。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.インターネットガバナンスインターネットガバナンス、iコンプライアンス、ネットワーク中立性、シビルソサイアティ宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
2.民間企業によるiコンプライアンス自主規制、共同規制、第三者機関、コンテンツレイティング、青少年インターネット環境整備法宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
3.青少年インターネット環境整備法と特定サーバー管理青少年インターネット環境整備法、特定サーバー管理者、青少年有害情報、コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア(CGM)宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
4.第三者機関によるコンテンツガバナンス第三者機関、情報の非対称性、隠された情報、逆選択、スクリーニング、シグナリング、コンテンツ運用管理体制宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
5.インターネット上の違法・有害情報違法情報、権利侵害情報、公的違法情報、有害情報、公序良俗の反する情報、青少年有害情報宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
6.個人の権利侵害とプロバイダ責任プロバイダ責任制限法、権利侵害情報、削除の申出、特定電気通信役務提供者、発信者情報開示宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
7.インターネット上の著作権、肖像権著作権法、著作財産権、著作人格権、肖像権、パブリシティ権宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
8.インターネット上の個人情報保護個人情報保護法、個人情報取扱事業者、匿名加工情報、プライバシーマーク制度宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
9.不正アクセス不正アクセス禁止法、セキュリティホール、識別符号の不正流通、アクセス管理者の義務宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
10.デジタルコンテンツアセッサによるリスクマネジメントコンテンツアセスメント、リスクマネジメント、リスク評価、JIS Q 31000宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
11.デジタルコンテンツの評価違法・有害情報、非政府機関、検閲、コンテンツレイティング、言論の自由、表現の自由宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
12.コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア(CGM)におけるサーバー管理表現型コンテンツ、書き込み型コンテンツ、青少年閲覧防止措置、ホットライン、モニタリング宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
13.有害情報のコントロールブロッキング、フィルタリング、ラベリング、ゾーニング、セルフレイティング、年齢認証宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
14.有害情報のコントロールブロッキング、フィルタリング、ラベリング、ゾーニング、セルフレイティング、年齢認証宿題課題:①次回の授業の範囲の章の通読②その内容を200字程度に要約する。4時間
15.iコンプライアンスに基づいた運用管理体制努力義務規定、内部監査、コンプライアンスプログラム、運用管理におけるPDCAサイクルこれまでの授業で学んだことを振り返り、レポートにまとめる。4時間
成績評価方法(方針)
・授業外レポート(期末レポート):60%
・各回講義における宿題(予習ドキュメントの要約、授業外レポート)(第1回~14回):30%
・授業内における口頭発表:10%
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験
授業内レポート30%
授業外レポート60%
演習・実技
授業態度10%
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
反転学習として、
①次回の授業に関連する資料の通読
②その要点要約(授業外レポート)(約200字)
の課題を出題してもらいます。
提出して頂いたレポートには、授業の中で全体総括を行うとともに、個々人にフィードバックします。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
本講義では、反転授業によるアクティブ・ラーニングを実施します。毎回の授業で宿題課題を出題します。
授業では、皆さんが作成した宿題課題の発表、その発表に対するディスカッションを行います。
それらの取組をもって評価を行います。自分の考察力、問題の探求力育成のためにも積極的に取り組んでください。
関連科目
メディア関連科目の全て
教科書
書名著者出版社出版年
01デジタルコンテンツアセッサ入門 DCA資格 2級・3級テキスト白鳥令、齋藤長行、上沼紫野、曽我部真裕、市川穣、西澤利治、鎌田真樹子、空閑正浩、長沼将一、久保谷 政義近代科学社2016
02-
03-
04-
05-
参考書
書名著者出版社出版年
01『エビデンスに基づくインターネット青少年保護政策』齋藤長行明石書店2017
02『サイバーリスクから子ども守る』OECD著、齋藤長行(著・訳)、新垣円(訳)明石書店2016
03新版 議論のレッスン福澤一吉HK出版2018
オフィスアワー
火曜3限
GCR
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その他
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。