実務経験の有無 | | 通信企業での実務経験を有する 経済協力開発機構(OECD):ポリシーアナリスト、KDDI総合研究所:研究主査、LINE株式会社:上席研究員、総務省情報通信政策研究所:特別研究員を歴任 |
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授業の概要 | | 本講義では、社会調査に関する基本事項をもとに思考を深める。具体的には、社会調査の目的やその歴史、社会調査の種類、社会調査を実施する者の態度について言及する。また、講義後半には量的・質的な模擬調査を行い、社会調査を体験してもらう。なお、本科目は社会調査士資格認定【A科目】に該当する。 授業の目標 (1) 社会調査には様々な種類が存在することを知り、自ら社会調査を行う際に、適切な技法を選択できる。 (2) 与えられたテーマに沿って、自ら模擬調査を実施し、それをまとめることができる。 授業では、社会調査とは何か、いかに行うかといった基本的な事柄について学ぶ。また、様々な種類の社会調査の結果を概観しながら、社会調査が具体的にどのように社会に還元されるかを学ぶ。さらに、実際に模擬調査を行い、社会調査の企画・立案・実施のための基礎能力を養う。 |
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DPとの関連性 | | |
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体育学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=59&name=taiiku |
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. | | 健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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健康福祉学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=84&name=kenhuku |
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. | | スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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スポーツ栄養学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=190&name=eiyo |
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. | | スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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スポーツ情報マスメディア学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=671&name=media |
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. | | 現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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現代武道学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=244&name=gbd |
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. | | 子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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子ども運動教育学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=209&name=kdm |
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アクティブ・ラーニングについて | | | | | 課題解決型学習(PBL) | | | | 反転学習 | ■ | | | ディスカッション | ■ | | | ディベート | ■ | | | グループワーク | ■ | | | プレゼンテーション | ■ | | | 実習 | ■ | | | フィールドワーク | ■ | | |
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授業の一般目標 | | 社会調査の諸形態を概観することにより、社会調査法の諸理論と、それを実際の調査に活用するための技能を身に着ける。 社会調査法の諸実践方法の中から適切な調査手法を選択し、調査計画を立案する。 |
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授業の履修目標 | | | | | | 対象 | 領域 | 内容 | | | | ■ | 認知的領域 | 社会調査の諸形態について説明できるようになることを目指す。 社会調査の計画手順を説明できるようになることを目指す。 | | | | ■ | 情意的領域 | 社会調査を行う上での倫理規範を踏まえて、社会に生じている現象を社会調査の立場から明らかにしようとする態度を持つ。 | | | | ■ | 技能表現的領域 | 社会調査法の諸実践方法の中から適切な調査手法を選択し、調査計画を立案する。 | | | |
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授業の到達目標 | | | | | | 対象 | 領域 | 内容 | | | | ■ | 認知的領域 | 社会調査の諸形態について説明できるようになる。 社会調査の計画手順を説明できるようになる。 | | | | ■ | 情意的領域 | 社会調査を行う上での倫理規範を踏まえて、社会に生じている現象を社会調査の立場から明らかにしようとする態度を持っている。 | | | | ■ | 技能表現的領域 | 社会調査法の諸実践方法の中から適切な調査手法を選択し、調査計画を立案できる。 | | | |
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ルーブリック | | | | | | | | | 評価項目 | 評価基準 | | | | | | 十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている | 十分に達成している 【履修目標】 | おおむね達成している | 最低限達成している 【到達目標】 | 達成していない | | | | | | 秀 | 優 | 良 | 可 | 不可・放棄 | | | | | | | 社会調査に関する理論や手法に関する知識 | 社会調査に関する理論や手法に関する知識を基に、独創的な論述を展開することができる。 | 社会調査に関する理論や手法に関する知識を基に、自分の考えを整理して述べることができる。 | 社会調査に関する理論や手法に関する要点を列挙することができる。 | 社会調査に関する理論や手法についていくつか例示することができる。 | 社会調査に関する理論や手法について説明することができない。 | | | | | | | 社会学の諸理論を活かして社会事象を客観的に洞察する態度 | 社会調査に関する理論や手法に関する知識を活かして、社会に起きている諸事象を社会調査の観点から、その問題点を明らかにしようとする態度を持ち備えている。 | 社会調査に関する理論や手法に関する知識を活かして、社会に起きている諸事象を客観的に洞察しようとする態度を持ち備えている。 | 社会調査に関する理論や手法に関する知識を活かして、社会に起きている諸事象の問題点を考えようとする態度をもっている。 | 現実社会に生じている問題に対して、社会調査の諸理論が有効となるかを考えようとする態度を持っている。 | 。社会調査の諸理論を現実社会の問題に活かそうとする態度を持っていない。 | | | | | | | 社会調査法の諸実践方法の中から適切な調査手法を選択し、調査計画を策定・実施する技能 | 社会調査法の諸実践方法の中から最適な調査手法を選択し、調査計画を立案・実施することができる。 | 社会調査法の諸実践方法の中から自分が実践できる調査手法を用いて、調査計画を立案・実施できる。 | 指定された社会調査法を用いて、調査計画を立案・実施できる。 | 指定された社会調査法を用いて、調査計画を立案できる。 | 指定された社会調査法を用いて、調査計画を立案することができない。 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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授業計画(全体) | | 社会調査に関する理論や手法に関する知識を活かして、社会に起きている諸事象を社会調査の観点から、その要点をまとめ、調査計画書を策定することに取り組みます。これらの作業を行うことにより、論理的な文章作成能力・調査設計能力を身に着けることを目的とします。 論点整理の手法としては、「主張」「根拠」「論拠」から構成される三角ロジックを用いた論述方法を学びます。 この三角ロジックによる文書技法を身に着けることは、他の科目のレポートや卒業論文執筆の手助けとなるでしょう。 |
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授業計画(各回のテーマ等) | | | | | | | | | No | テーマ | 内容 | オンライン授業 | 授業外学修 | 時間数 | | | | | | | 1. | オリエンテーション | 授業の目標と進め方、成績評価方法を説明する。 | | シラバスを熟読して科目の趣旨と授業計画を確認する。 | 4時間 | | | | | | | 2. | 社会調査とは何か | 社会調査の意義と目的について解説する。 | | 「実証主義」の概念をノートに整理する。 | 4時間 | | | | | | | 3. | 社会調査の歴史 | 社会調査の歴史(社会調査史)について、主要な先行研究をレビューしながら解説する。 | | デュルケム『自殺論』を復習する。 | 4時間 | | | | | | | 4. | 社会調査の倫理 | 社会調査の倫理について、人権の尊重と個人情報保護の概念について解説する。 | | 日本社会学会等の倫理綱領を確認する。 | 4時間 | | | | | | | 5. | 社会調査法の分類 | 量的調査と質的調査の違いを解説する。 | | 量的/質的調査の特徴をノートに整理する。 | 4時間 | | | | | | | 6. | 実際の調査例 | 国勢調査・公式統計・学術調査・世論調査・市場調査といった各種社会調査の違いを解説する。 | | 各種調査の目的、手法、対象者をノートに整理する。 | 4時間 | | | | | | | 7. | 調査技法(1):質問紙調査 | 質問紙調査について解説し、その結果をまとめた論文を読む。 | | SSM調査の特徴をノートに整理する。 | 4時間 | | | | | | | 8. | 調査技法(2):インタビュー調査 | インタビュー調査について解説し、それに関する論文を読む。 | | 論文の分析方法の特徴をノートに整理する。 | 4時間 | | | | | | | 9. | 調査技法(3):参与観察 | 参与観察について解説し、参与観察の結果をまとめた論文を読む。 | | トロブリアント諸島の「クラリング」について復習する。 | 4時間 | | | | | | | 10. | 量的調査の二次分析 | 量的調査の結果の読解の仕方を解説する。 | | 刑法犯認知件数の推移を『犯罪白書』で分析する。 | 4時間 | | | | | | | 11. | 中間試験 | これまでの授業の理解度と関心度を問う記述方式のテストを行い、前半の講義を振り返る。 | | 中間試験の反省、模擬調査の計画を行う。 | 4時間 | | | | | | | 12. | 質的調査の実際(1) | 質的な模擬調査を行うための下準備を行う。 | | 調査対象者の選定、質問項目準備を進める。 | 4時間 | | | | | | | 13. | 質的調査の実際(2) | 質的な模擬調査を行う。 | | ICレコーダ等の使用方法を習熟する。 | 4時間 | | | | | | | 14. | 質的調査の実際(3) | 模擬調査の結果をまとめる方法を解説する。 | | 報告書の構成について復習する。 | 4時間 | | | | | | | 15. | 総括 | 本講義を総括し、社会調査法II(B科目)で必要となる知識を整理する。 | | 量的調査の種類と特徴をノートに整理する。 | 4時間 | | | | | | |
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成績評価方法(方針) | | 授業参加およびディスカッションにおける発言10%、授業内レポート30%、授業外レポート(期末レポート)60%で成績を評価します。 レポートに対しては、授業内で全員に対するフィードバックを行います。 |
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成績評価方法(詳細) | | | | | | | | 到達目標\評価方法 | 認知的領域 | 情意的領域 | 技能表現的領域 | 評価割合(%) | | | | | | 定期試験 | ― | ― | ― | | | | | | | 授業内レポート | ○ | ○ | ○ | 30 | | | | | | 授業外レポート | ○ | ○ | ○ | 30 | | | | | | 演習・実技 | ○ | ○ | ○ | 30 | | | | | | 授業態度 | ― | ○ | ― | 10 | | | | | | 出席 | 欠格条件 | | | | | |
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レポートの実施・返却(方針) | | 「授業外学修」(宿題) ①次回の授業の授業範囲の教科書の通読 ②その要点要約(約200字)の課題を提出してもらいます。 提出して頂いたレポートには、授業の中で全体総括を行うとともに、個々人にフィードバックします。 |
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履修上の注意(受講学生に望むこと) | | ・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。 | 本講義は、反転授業形式によるアクティブラーニングを前提とします。反転授業とは、「授業外学修」において知識を自ら習得・整理し、「授業」においてはその成果を発表し、履修者同士で意見交換し、皆で知識・技能・態度を高めていくという授業形態です。 授業では、最初の60分間で皆さんが作成した宿題の内容を発表してもらいます。それを踏まえ、残り30分間で、皆さんと一緒に課題に対するディスカッションを行います。ディスカッションに積極的に参加することで、プレゼン力や要約する力が身につくことでしょう。 |
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関連科目 | | 社会調査法Ⅱ、社会統計学Ⅰ、社会統計学Ⅱ、社会調査演習、社会調査実習 |
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教科書 | | | | | | | | № | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | | | | | | 01 | 最新・社会調査へのアプローチ:論理と方法 | 大谷信介(他) | ミネルヴァ書房 | 2023 | | | | | |
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参考書 | | | | | | | | № | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | | | | | | 01 | 実践社会調査入門 | 玉野和志 | 世界思想社 | 2008 | | | | | | 02 | 新版 議論のレッスン | 福澤一吉 | HK出版 | 2018 | | | | | |
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オフィスアワー | | |
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GCR | | |
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その他 | | 毎回の講義スライドや資料は基本的にGCRで配信する。 |
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備考 | | 感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、 大学の指示に従い受講して下さい。 |
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