科目ナンバリングC-SOS111J-01
科目コード132290
科目名社会学概論
科目名(英語)Introduction to Sociology
学科全学科
学年1年
学期前期
授業形態
必修・選択の別
単位数2
担当教員齋藤 長行
開講の別単独開講


実務経験の有無
経済協力開発機構(OECD):ポリシーアナリスト、KDDI総合研究所:研究主査、LINE株式会社:上席研究員、総務省情報通信政策研究所:特別研究員を歴任
授業の概要
本科目では、社会学の考え方について、その誕生から現在に至るまでの歴史的変遷をたどって考察していきます。社会学の諸理論は、その理論を提唱した各論者が生きた社会状況に大きく影響されています。本科目では、その様な社会構造の変化の過程からどの様に社会学の理論が形成されていったかについて概観していきます。さらにそれらの理論は、現在を生きる私たちにどの様に活かされるのかについて、皆さんと一緒に考えていきます。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=866&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=280&name=kenhuku
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スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=411&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=426&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=441&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=406&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学習
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
社会学の歴史的変遷をたどることにより、社会学の諸理論と社会状況との関係を浮き彫りにする。
社会学の諸理論をどの様に現代社会に活かすことができるかについて、自分の考えをまとめる。
授業の履修目標
対象領域内容
認知的領域社会学の主要な概念や学説について説明することができるようになる。
情意的領域社会的通念や社会規範規範を踏まえて、社会学の諸理論を活かして社会に起きている諸事象を客観的に洞察しようとする態度を養う。
技能表現的領域
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域社会学の主要な概念や学説について説明することができる。
情意的領域社会的通念や社会規範規範を踏まえて、社会学の諸理論を活かして社会に起きている諸事象を客観的に洞察しようとする態度を持つ。
技能表現的領域
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
社会学の主要な概念や学説に関する知識社会学の主要な概念や学説を基に、独創的な論述を展開することができる。社会学の主要な概念や学説を基に、自分の考えを整理して述べることができる。社会学の主要な概念や学説の要点を列挙することができる。社会学の概念や学説のいくつかを説明することができる。社会学の主要な概念や学説について説明することができない。
社会学の諸理論を活かして社会事象を客観的に洞察する態度社会学の諸理論を活かして、社会に起きている諸事象を客観的に洞察し、その問題点を明らかにしようとする態度を持ち備えている。社会学の諸理論を活かして、社会に起きている諸事象を客観的に洞察しようとする態度を持ち備えている。社会学の諸理論を活かして、社会に起きている諸事象の問題点を考えようとする態度をもっている。社会学の諸理論を現実社会に生じている問題に当てはめて考えようとする態度を持っている。社会学の諸理論を現実社会に活かそうとする態度を持っていない。
授業計画(全体)
社会学の諸理論をどの様に現代社会に活かすことができるかについて、自分の考えをショートレポートにまとめるという作業を行うことにより、論理的な文章作成能力を身に着けることを目的とします。
具体的には、「主張」「根拠」「論拠」から構成される三角ロジックを用いた論述方法を学びます。
この三角ロジックによる文書技法を身に着けることは、他の科目のレポートや卒業論文執筆の手助けとなるでしょう。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.社会学とはなにかコントとマルクスから社会学を考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
2.社会における行為ウェーバー、理解社会学と行為の4類型について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
3.行為論1:構造論の観点から社会を捉えるデュルケム、モノとしての社会、道徳の源泉について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
4.相互作用論:社会のプロセスジンメル、形式社会学について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
5.不自由とイデオロギーイデオロギーおよびイデオロギー装置について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
6.行為論2:社会成立の要因パーソンズ、行為の主意主義的理論について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
7.構造論1:構造と機能パーソンズの構造機能主義、ルーマンの等価機能主義について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
8.相互作用としての社会現象学的社会学、シンボリック相互作用論、参与観察について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
9.「自由」と「社会」の変質イデオロギーと現代政治の対立軸について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
10.複合化する行為合理的選択理論、コミュニケーション的行為について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
11.近代社会の構造論的考察再帰的近代、リスク社会、リキッド・モダニティについて考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
12.プロセスと相互作用贈与と交換の理論、エスノメソドロジー、社会構築主義について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
13.複雑な社会を捉える1ブルデューの行為と構造の関係の再規定、ルーマンの行為コミュニケーションについて考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
14.複雑な社会を捉える2フーコーの観点から「生きづらさ」について考える次回授業の該当章の通読と要点の要約4時間
15.授業総括社会学が現代社会に対して果たす役割について考える期末の授業外レポート執筆に向けた本講義の学習内容のとりまとめ4時間
成績評価方法(方針)
授業参加およびディスカッションにおける発言10%、授業内レポート30%、授業外レポート(期末レポート)60%で成績を評価します。
レポートに対しては、授業内で全員に対するフィードバックを行います。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験
授業内レポート30%
授業外レポート60%
演習・実技
授業態度10%
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
反転学習として、
①次回の授業の授業範囲の教科書の通読
②その要点要約(約200字)
の課題を出題してもらいます。
提出して頂いたレポートには、授業の中で全体総括を行うとともに、個々人にフィードバックします。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
本講義では、反転授業形式によるアクティブラーニングを行います。授業の前に教科書の該当章(若しくは配布資料)を通読し、基礎知識を得た状態で授業に参加してもらいます。授業では、最初の60分間で皆さんが予習してきた内容について解説を行います。それを参考にして、課題の論旨をまとめます。それを踏まえ、残り30分間で、皆さんと一緒に課題に対するディスカッションを行います。ディスカッションに積極的に参加することで、プレゼン力や要約する力が身につくことでしょう。
関連科目
社会調査法Ⅰ
教科書
書名著者出版社出版年
01歴史と理論から学ぶ社会学入門木村 至聖ナカニシヤ出版2022
参考書
書名著者出版社出版年
01社会学入門: 人間と社会の未来見田 宗介岩波書店2006
02プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神マックス ヴェーバー (著), 大塚 久雄 (翻訳)岩波文庫1989
03新版 議論のレッスン福澤一吉HK出版2018
オフィスアワー
火曜5限
GCR
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その他
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。