科目ナンバリングN-HIS331J-01、I-HIS231J-01
科目コード114190
科目名スポーツ史
科目名(英語)Sport History
学科スポーツ栄養学科、スポーツ情報マスメディア学科
学年3年
学期前期
授業形態
必修・選択の別
単位数2
担当教員藪 耕太郎
開講の別単独開講


実務経験の有無
授業の概要
スポーツの歴史を知るだけでなく、スポーツを通じて歴史を知ることが本講義の概要である。どのような時代背景のもとでスポーツという文化が生み出されたのか、そしてスポーツはその時代の何を表象するのか、という問題に焦点を据えた授業を展開する。なお、本講義では、私たちが生きている「いま・ここ」としての現代との歴史的連続性を鑑み、近代という時代に注目し、近代スポーツの歴史的意味を問う。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=719&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=133&name=kenhuku
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スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=264&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=279&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=294&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=259&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
授業の一般目標
近代スポーツの歴史を論理的に秩序立てて説明できるようになること、および近代スポーツを通じて歴史を読み解く力を養うことを一般目標とする。
授業の履修目標
対象領域内容
認知的領域スポーツの歴史を多角的な見地から理解できる。
情意的領域歴史の中のスポーツの意義を理解できる。
技能表現的領域スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を理解できる。
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域スポーツの歴史を多角的な見地から考察できる。
情意的領域歴史の中のスポーツの意義を論じることができる。
技能表現的領域スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を駆使して説明できる。
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
スポーツの歴史に関する多角的な見地からの理解と考察ができる。スポーツの歴史を極めて十分に多角的な見地から理解、考察できる。スポーツの歴史を十分に多角的な見地から理解、考察できる。スポーツの歴史を概ね多角的な見地から理解、考察できる。スポーツの歴史をある程度多角的な見地から理解、考察できる。スポーツの歴史を多角的な見地から理解、考察できない。
歴史の中のスポーツの意義を理解し論じることができる。歴史の中のスポーツの意義を極めて十分に理解し論じることができる。歴史の中のスポーツの意義を十分に理解し論じることができる。歴史の中のスポーツの意義を概ね理解し論じることができる。歴史の中のスポーツの意義をある程度理解し論じることができる。歴史の中のスポーツの意義を論じることができない。
スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を理解し、説明できる。スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を極めて十分に理解し、説明できる。スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を十分に理解し、説明できる。スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を概ね理解し、説明できる。スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念をある程度理解し、説明できる。スポーツの歴史に関する専門的な用語や概念を理解・説明できない。
授業計画(全体)
各回ごとにテーマは異なるが、全体のテーマは「近代スポーツを知る/スポーツから近代を知る」ことにある。たとえば、私たちが一般に親しむスポーツの殆どは近代に誕生したが、それはなぜだろうか。スポーツとその歴史性について様々な題材をもとに論じていく。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.近代スポーツの指標近代スポーツと近代以前のスポーツの相違について、幾つかの指標を用いて説明する。「アレン・グットマン」について調べる。4時間
2.近代体育の誕生近代国民国家の形成過程を辿りながら、体育と国民教育の関係を問う。「フリードリヒ・ヤーン」について調べる。4時間
3.近代スポーツと教育パブリックスクールの歴史を紐解き、スポーツが教育的価値を獲得したことの意味を探る。「トマス・アーノルド」について調べる。4時間
4.スポーツと市民イギリスのクラブ文化を事例としながら、スポーツがシティズンシップの形成に果たした役割を検討する。「パブリックハウス」について調べる。4時間
5.スポーツの国際化スポーツが西洋から非西洋へと展開する過程と理由について、アフリカとインドの事例をもとに探る。「チーフスカレッジ」について調べる。4時間
6.スポーツと性差男性文化としてのスポーツの位相を検討したうえで、女性のスポーツ参加の道筋を追う。「アリス・ミネア」について調べる。4時間
7.スポーツと人種白人文化としてのスポーツの位相を踏まえたうえで、非白人のスポーツ参加の道筋を追う。「トミー・スミス」について調べる。4時間
8.スポーツとレクリエーション「再生産」という意味を持つレクリエーションの歴史を辿り、スポーツを通じて再生産される対象を問う。週末や休日の過ごしかたを振り返る。4時間
9.養生から健康へ近代スポーツと健康の関係について、近代における健康観の変遷から考える。「「養生訓」について調べる。4時間
10.スポーツとメディアスポーツを報道するメディアからスポーツを主催するメディアへの変容を大正期の日本を舞台として検討する。「甲子園野球」について調べる。4時間
11.スポーツする身体「身体が資本」という考え方の台頭と定着過程について、ラジオ体操の歴史から読み解く。「ラジオ体操」について調べる。4時間
12.運動会という文化日本独特の文化としての運動会が生まれた経緯と意味について民衆娯楽と国民教育の双方の観点から探る。「運動会」について調べる。4時間
13.近代文化としての武道武道と武術の相違を述べたうえで、明治以降に武道という伝統が発明された理由を示す。柔道や剣道などの歴史を探る。4時間
14.振り返り①第1-7回の授業内容の復習と要点の確認。レジュメを見直す。4時間
15.振り返り②第8-13回の授業内容の復習と要点の確認。レジュメを見直す。4時間
成績評価方法(方針)
原則として定期試験の結果を最重視する。それとは別に自学自習の量と質で加点する。自学自習の提出は任意であり、優れた内容のものは授業時間内にフィードバックをしたうえで、提出者に返却する。私語は厳禁とし、違反者は減点対象する。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験70%
授業内レポート評価対象外
授業外レポート20%
演習・実技評価対象外
授業態度10%
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
授業外レポートを適宜実施する。提出されたレポートのうち優れた内容のものは授業時間を通じて口頭にてフィードバックする。全レポートについては採点対象とし、学生からの申し出に応じて添削、返却する。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
レジュメは全て授業時間内(オンデマンドの場合は授業開始前)に配布する。取り損ねた場合は本授業のGCRから各自で入手すること。
関連科目
スポーツ社会学、体育原理、教養科目全般、教職科目全般
教科書
書名著者出版社出版年
01使用しない
参考書
書名著者出版社出版年
01使用しない
オフィスアワー
前期:月曜2コマ 後期:水曜2コマ
GCR
eko6v2n
その他
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。