科目ナンバリングH-SOS011J-01、、I-SIM011J-01、M-SOS011J-01
科目コード112130
科目名社会調査法Ⅰ
科目名(英語)Social Research Ⅰ
学科健康福祉学科、スポーツ情報マスメディア学科、現代武道学科
学年1年
学期前期
授業形態
必修・選択の別
単位数2
担当教員三谷 高史
開講の別単独開講


実務経験の有無
-
授業の概要
社会調査に関する基本的な事柄について解説する。具体的には、社会調査の目的やその歴史、社会調査の種類、社会調査を実施する者の心構えなどである。また、講義後半には質的な模擬調査を行い、社会調査の難しさを体感してもらう。なお、本科目は社会福祉士養成科目および社会調査士資格認定【A科目】に該当する。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=694&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=108&name=kenhuku
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スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=239&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=254&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=269&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=234&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学習
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
① 社会調査には様々な種類が存在することを知り、自ら社会調査を行う際に、適切な技法を選択できる。
② 与えられたテーマに沿って、自ら模擬調査を実施し、それをまとめることができる。
授業の履修目標
対象領域内容
認知的領域社会調査に関する基本的な事柄を十分に理解している。
情意的領域社会調査の面白さと不完全さに関心を大いに持ち、作業に積極的に取り組める。
技能表現的領域分量のある調査結果を適切かつ、読み手を意識して読みやすくまとめることができる。
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域社会調査に関する基本的な事柄について理解できる。
情意的領域社会調査の面白さと不完全さに関心を向ける。
技能表現的領域調査結果を適切にまとめることができる。
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
社会調査にかかわる知識の習得(認知的領域)テストで90%以上の得点を取る。テストで80~89%の得点を取る。テストで70~79%の得点を取る。テストで60~69%の得点を取る。テストで59%以下の得点しか取ることができない。
社会調査に取り組む姿勢(情意的領域)履修目標をクリアした上で、ふさわしい事前調査・事後調査(文献調査や追加インタビューなど)を実施している。授業内容に沿って、長いインタビュー調査(1時間以上)を設計、実施できる。授業内容に沿って、比較的長いインタビュー調査(1時間未満)を設計、実施できる。授業内容に沿って、短いインタビュー調査(30分程度)を設計、実施できる。授業内容に沿ったインタビュー調査を計画、実施できない。
調査結果の執筆(情意表現的領域)分量のある調査結果を適切かつ、読み手を意識して読みやすくまとめることができる。分量のある調査結果を適切にまとめることができる。比較的分量のある調査結果を適切にまとめることができる。調査結果を適切にまとめることができる。(レポート作成ルールの遵守、文章の主述が明確、誤字脱字が少ない等)調査結果を適切にまとめることができない。
授業計画(全体)
11回目までは、社会調査とは何か、いかに行うかといった基本的な事柄について、講義形式で解説する。そのうち6~10回目は、様々な種類の社会調査の結果をまとめたものを読みながら、社会調査が具体的にどのように社会に還元されるかを学び取る。12回目以降は、実際に模擬調査を行い、社会調査の難しさを体感してもらう。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.オリエンテーション授業の目標と進め方、成績評価方法を説明する。シラバスを熟読して科目の趣旨と授業計画を確認する。4時間
2.社会調査とはなにか社会調査の意義と目的について解説する。「実証主義」の概念をノートに整理する。4時間
3.社会調査の歴史社会調査の歴史(社会調査史)について、主要な先行研究をレビューしながら解説する。デュルケム『自殺論』を復習する。4時間
4.社会調査の倫理社会調査の倫理について、人権の尊重と個人情報保護の概念について解説する。日本社会学会等の倫理綱領を確認する。4時間
5.社会調査の分類量的調査と質的調査の違いを解説する。量的/質的調査の特徴をノートに整理する。4時間
6.実際の調査例国勢調査・公式統計・学術調査・世論調査・市場調査といった各種社会調査の違いを解説する。各種調査の目的、手法、対象者をノートに整理する。4時間
7.調査技法(1):質問紙調査質問紙調査について解説し、その結果をまとめた論文を読む。SSM調査の特徴をノートに整理する。4時間
8.調査技法(2):インタビュー調査インタビュー調査について解説し、それに関する論文を読む。論文の分析方法の特徴をノートに整理する。4時間
9.調査技法(3):参与観察参与観察について解説し、参与観察の結果をまとめた論文を読む。トロブリアント諸島の「クラリング」について復習する。4時間
10.量的調査の二次分析量的調査の結果の読解の仕方を解説する。刑法犯認知件数の推移を『犯罪白書』で分析する。4時間
11.中間試験これまでの授業の理解度と関心度を問う記述方式のテストを行い、前半の講義を振り返る。中間試験の反省、模擬調査の計画を行う。4時間
12.質的調査の実際(1)質的な模擬調査を行うための下準備を行う。調査対象者の選定、質問項目準備を進める。4時間
13.質的調査の実際(2)質的な模擬調査を行う。ICレコーダ等の使用方法を習熟する。4時間
14.質的調査の実際(3)模擬調査の結果をまとめる方法を解説する。報告書の構成について復習する。4時間
15.総括本講義を総括し、社会調査法Ⅱ(B科目)で必要となる知識を整理する。量的調査の種類と特徴をノートに整理する。4時間
成績評価方法(方針)
中間試験(50%)、期末試験(50%)で総合的に評価する。試験Ⅰはいわゆる「ペーパーテスト」。試験Ⅱはいわゆる「レポート」「論述」。なお、追試などは一切行わない。また、成績を掲示板等に貼り出すこともしない。全日程の2/3以上出席しなかった学生は、評価対象外となる。特別な事情(部活の試合、忌引き、電車の遅延等)があった場合は、事後報告で構わないので、後日必ず報告すること。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験50%
授業内レポート評価対象外
授業外レポート50%
演習・実技評価対象外
授業態度評価対象外
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
Google Classroom(GCR)を用いて、毎回の講義の質問や感想・コメントを受け付ける。応答は基本的にGCR内で行うが、内容によっては授業で紹介し、解説をする場合もある。期末レポートでは希望者にフィードバックを行う。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
2/3以上の講義に出席しない場合には、出席日数不足として成績は「放棄」となる。また友人に学生証を預けて代返している行為が発覚した場合には、カンニング同様の不正行為とみなし、本講義の成績は「不可」とする。
熱心に学ぼうとしている学生の邪魔をする行為(私語など)は禁止する。注意を与えても改善されない場合は、減点などの措置をとる。
関連科目
社会調査法Ⅱ、社会統計学Ⅰ、社会統計学Ⅱ、社会調査演習、社会調査実習
教科書
書名著者出版社出版年
01使用しない
参考書
書名著者出版社出版年
01質的社会調査の方法ー他者の合理性の理解社会学岸政彦・石岡丈昇・丸山里美有斐閣2016
02ガイドブック社会調査森岡清志日本評論社1998
03社会調査の基礎篠原清夫ほか編弘文堂2010
オフィスアワー
火曜日14:20-15:50
GCR
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その他
毎回の講義スライドや資料は基本的にGCRで配信する。
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。