科目ナンバリングC-SOS111J-04
科目コード124140
科目名世界経済・日本経済とスポーツ
科目名(英語)World&Japanese Economy and Sports
学科全学科
学年1年
学期前期
授業形態講義
必修・選択の別選択
単位数2
担当教員朴澤 憲治
開講の別単独開講


実務経験の有無
担当者が生命保険会社で証券アナリストとして資産運用に関する業務を行った経験を有する。
授業の概要
本講義では警察官、消防官などの公務員試験で出題される程度のミクロ・マクロ経済学、経済史、財政や金融理論を前半で解説し、後半は前半で解説した内容の応用として、スポーツを経済学の観点からの考察を解説する。
DPとの関連性
.
体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=668&name=taiiku
.
健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=82&name=kenhuku
.
運動栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
運動栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=213&name=eiyo
.
スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=228&name=media
.
現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=243&name=gbd
.
子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=208&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
授業の一般目標
警察官や消防官などの公務員志望者が最低限身に着けるべき経済学の素養を解説するが、それ以外の学生にも経済学的な思考方法を身に着けてほしい。
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域ミクロ・マクロ経済学、財政、金融論の基本的な知識を理解する。
情意的領域スポーツはやるもの、見るものなど多様な形で国民の生活に結びついており、これにより国民生活を豊かにするという価値を持っていることに理解を深める。
技能表現的領域スポーツ経済を考える上での基本的な用語・理論について、基礎的な経済学的な基礎的面についての理解を深める。
授業計画(全体)
本授業は、前半でミクロ・マクロ経済学、財政、金融、経済学説史、日本・世界経済史といった経済学の基本的な知識を解説し、後半でスポーツの経済学的トピックを解説する。授業ではスライドを使って解説する。スライドは授業前に公表するので、授業前に一度目を通しておくこと。前半は問題演習にも取り組む。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容授業外学修時間数
1.ミクロ経済学①イントロダクションと市場価格分析講義の目的の説明と、需要と供給が価格と資源配分を決定するメカニズムについて説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
2.ミクロ経済学②経済厚生と国際貿易市場を無視した経済運営は失敗し、市場を通した資源配分こそが最も人々を幸せにすることを説明する。また、国際貿易の原理も説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
3.ミクロ経済学③外部性と公共性市場に任せるだけでは経済運営がうまくいかないことを説明し、警察や国防といった公共部門の必要性について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
4.ミクロ経済学④企業行動市場にモノやサービスを供給する企業はどのような経済原理に基づいて行動するのかを明らかにする。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
5.ミクロ経済学⑤消費者選択消費者がモノやサービスを購入するときにどのような意思決定を行っているかを経済学での考え方を説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
6.マクロ経済学①GDPとケインズ経済学GDPの計算方法と、ケインズ経済学、特に消費と投資について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
7.マクロ経済学②IS-LMモデル一国の財政、金融政策の効果を分析するモデルとしてよく知られているIS-LMモデルについて説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
8.マクロ経済学③財政日本の国と地方の財政制度について説明し、財政政策の経済にあたえる影響について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
9.マクロ経済学④金融資産運用による実務経験を活かし、日本の金融制度と金融政策が経済にあたえる影響について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
10.マクロ経済学⑤外国為替、インフレ、失業ドル円の関係など外国為替相場が決まるメカニズムやインフレと金融政策の関係、失業などについて説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
11.経済学説の歴史17世紀頃の重商主義から現代にいたるまでの経済学説の歴史について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
12.戦後日本経済史第二次世界大戦後の日本経済の歴史について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
13.世界の通貨貿易体制現在の通貨制度、貿易体制は第二次大戦への反省から生まれたものである。その歴史と現在の体制について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
14.アメリカ、欧州、アジアの戦後経済事情第二次大戦後から現在までのアメリカ、欧州、アジアの地域ごとの経済事情について説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
15.経済政策としてのスポーツスポーツはいろいろな経済効果が期待されるテーマであり、政策の対象となる。この講義では地方行政とスポーツについて説明する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
16.定期試験授業の内容から出題する。授業スライドに事前に目を通しておくこと及び復習をすること。4時間
成績評価方法(方針)
ミクロ・マクロ経済学、経済学説、財政論、金融論や経済の歴史などに関する定期試験とスポーツの経済学的トピックについてのレポートで評価する。定期試験は授業内容の理解度を評価し、レポートは正解か否かではなく、思考力や表現力で評価する。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験90%
授業内レポート評価対象外
授業外レポート評価対象外
演習・実技評価対象外
授業態度10%
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
レポート実施する場合は、授業内で指示をします。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
講義の難易度は、警察官や消防官などの公務員試験で出題される程度のレベルにする予定である。そのため真剣に公務員を志望する学生の受講を期待し、受講する学生には意欲的に学ぶことを求める。そうでなければ履修はすすめない。
関連科目
消費経済とスポーツ、スポーツビジネス論
教科書
書名著者出版社出版年
01スポーツの経済学小林至PHP研究所2019
参考書
書名著者出版社出版年
01マンキュー経済学I ミクロ編(第4版) N・グレゴリー・マンキュー東洋経済新報社2019
02マンキュー経済学II マクロ編(第4版) N・グレゴリー・マンキュー東洋経済新報社2019
03入門財政学[第2版] 土居丈朗日本評論社2021
04金融論(第2版)家森信善中央経済社2018
05オリンピックと商業主義小川勝集英社2012
オフィスアワー
水曜日14:30~16:00
その他
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。