科目ナンバリングT-fye231J-01、T-fye231J-01、T-fye231J-01、T-fye231J-01
科目コード113130
科目名生徒指導論A(含進路指導及びキャリア教育の理論及び方法)
科目名(英語)Theory of student guidance A
学科健康福祉学科、スポーツ栄養学科、スポーツ情報マスメディア学科、現代武道学科
学年3年
学期前期
授業形態講義
必修・選択の別選択
単位数2
担当教員江尻 雅彦
開講の別単独開講


実務経験の有無
高校での教員経験を有する
授業の概要
本講義では、生徒指導提要並びに学習指導要領に基づき、実際の教育現場で行われる生徒・進路指導及びキャリア教育の意義や原理と指導法、校内体制と家庭や関係機関との連携の在り方、個別の指導、指導上の課題に向き合う考え方を教育相談等の方法も含め38年間の高等学校教育現場経験を踏まえ解説する。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=668&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=82&name=kenhuku
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運動栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
運動栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=213&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=228&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=243&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=208&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学修
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
生徒指導の意義・目的・原理・内容・方法等や自らの生き方・在り方である進路指導の理論・内容・実践等を理解する。また、校内における生徒指導や進路指導体制と家庭や関係機関との連携の在り方、教育相談や発達障害への具体的対応等を理解する。加えて、目まぐるしく変化する生徒指導の現状と課題を理解し、すべての児童生徒の良好な人格形成に繋げられる実践力を養う。
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域生徒指導及び進路指導の歴史や意義、原理、目的、内容、方法、理論等について説明できる。また、生徒・進路指導上の現状と課題を把握し、より望ましい指導の在り方を指摘できる。さらに、生徒・進路指導上の個別の課題に応じた相談支援の在り方を説明できる。
情意的領域授業に真剣に臨むことを理解し、児童生徒や集団にとって有意義で興味深く、充実した学校生活が送れるような支援を目指し、常に生徒理解と研修に励み、他の教員と協働しながら具体的な課題解決へ向けて思考・判断し生徒指導を実践する力を養うことができる。
技能表現的領域
授業計画(全体)
各授業のテーマに基づく講義が中心となる。講義ではこれまで高校の教育現場で経験した生の事例を取り上げ、児童・生徒、教師、保護者、地域住民のそれぞれの立場で考えさせる演習も行う。また、実践的力量を高めるため、授業外学習や教育ボランティアへの積極的参加を勧める。さらに、マスメディアを活用し、国や地方における生徒指導に係る教育施策や法的対応等の動向を把握させ、当事者意識を高揚させ、思考・判断や態度・行動と直結させ、実践力の向上への起点となる。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容授業外学修時間数
1.オリエンテーション教員免許取得における位置付け、本授業の意義、授業計画と内容、授業の進め方、成績評価の方法、留意事項等について説明する。教科書(生徒指導提要)p1~21について予習する。4時間
2.生徒指導の意義と原理・方法(1)生徒指導の意義・目標・原理・方法・内容と自己指導能力を育成する三機能、指導上の留意点等について解説する。教科書p1~p13、学習指導要領総則・特活等で学習を深める。4時間
3.生徒指導の意義と原理・方法(2)生徒指導における集団指導と個別指導及び課題解決的・予防的・成長を促す生徒指導、学校運営と生徒指導等について解説する 。教科書p14~22や学習プリントをもとに学習を深める。4時間
4.児童生徒理解の意義と方法生徒指導と生徒理解の関係、児童生徒理解の方法・対象並びに技術の概要、また、教師の認知評定上の留意事項について解説する。教科書p40~41、66~74と学習プリントで学習を深める。4時間
5.教育相談と発達障害・生徒指導との関係生徒指導と教育相談・発達障害の関係、学校教育相談の特質・方法・対象・形態・技術について解説する。教科書p50~53、92~117を中心に学習を深める。4時間
6.生徒指導体制と生徒指導の進め方教職員の役割と守秘義務・生徒指導体制(組織・生徒指導主事)のあり方、年間指導計画と基本的生活習慣と校内規律等を解説する。教科書p75~91、127~147と学習プリントで復習する。4時間
7.生徒指導と危機管理について学校における生徒指導と危機管理体制と安全教育、家庭・地域と関係機関との連携について解説する。教科書p148~151、208~218で学習を深める。4時間
8.教育課程と生徒指導教育課程(教科・道徳教育・総合的な学習・特別活動等)と生徒指導・進路指導との関連について解説する。教科書P23~39で生徒指導と教育課程の相互関連をまとめる。4時間
9.進路指導の歴史と理念及び基礎理論進路指導のねらい(定義)と意義、歴史、基礎理論と教育課程における位置づけ、生徒指導との関連について解説する。学習プリントと配付資料等に基づきながら学習を深める。4時間
10.進路指導の実践的展開とキャリア教育進路指導の基本的性格と原理、キャリア教育の意義と内容を解説し、具体の進路指導(キャリア教育)の計画・展開、実践例を概説する。配付資料に基づき、進路指導とキャリア教育の学習を深める。4時間
11.個別の課題を抱える児童生徒への指導(1)少年非行等・暴力行為・薬物乱用・喫煙・飲酒の現状と課題並びに対応、非行少年の処遇について解説する。教科書p163~172やWeb等で考察を深める。4時間
12.個別の課題を抱える児童生徒への指導(2)いじめの現状と課題並びに対応について、また、いじめに関する関係法令・各種通知等について解説する。教科書p173~174やWebで文科省関係資料等に当たる。4時間
13.個別の課題を抱える児童生徒への指導(3)不登校の歴史的変遷、昨今の不登校の現状と課題並びに対応について、また、不登校に関する関係法令・各種通知等について解説する 。教科書p187~189やWebで文科省関係資料等に当たる。4時間
14.個別の課題を抱える児童生徒への指導(4)その他の生徒指導上における課題(虐待・高校中途退学・自殺等)の現状と課題並びに対応と各種通知について解説する。教科書p175~190やWeb等で関係省庁資料に当たる。4時間
15.生徒指導に関する法制度等懲戒と体罰・校則・出席停止等の課題と現状、関係法制度や各種通知等について解説する 。科書p192~197やWebで文科省資料等に当たる。4時間
16.期末テスト授業の理解度、到達度を確かめるために期末テスト(筆答試験)を行う。学習プリントを中心に学習を深める。4時間
成績評価方法(方針)
定期の筆記試験の結果(70%)に、授業態度や授業内レポート・意欲・関心(30%)を加味して評価する。なお、提出されたレポート等は、相互理解を深めるためのディスカッションを行いながら返却する。学則に従い総欠席数が6回以上の者は評価対象外(放棄)とする。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験70%
授業内レポート評価対象外
授業外レポート評価対象外
演習・実技評価対象外
授業態度30%
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
レポートの実施に関しては、授業時間内で指示します。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
①教師になろうという強い意欲のある学生の受講を基本とする。
②授業態度や確認小テストも評価の観点とし加点し、次時に解説する。また、自己都合による20分以上の遅刻は欠席扱いとする。
③資格関連実習や各種公認大会、慶弔等の理由による欠席届は配慮される場合がある。自己都合の欠席や資格関連を伴わない授業演習等は届出を提出しても欠席扱いとする。
④授業は進み方で内容の前後や変更の可能性もあり得る 詳細については、第一回授業時に紹介する。大学設置基準で求められている時間の授業外学習を行うこと。
関連科目
教育心理、教育相談、その他教職関連科目
教科書
書名著者出版社出版年
01生徒指導提要(文部科学省 教育図書出版)
参考書
書名著者出版社出版年
01学習指導要領(総則・特別活動、含解説)・教育小六法
オフィスアワー
火曜日11:00~12:30
その他
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。