科目ナンバリング		H-CAW312J-01

科目コード		123140

科目名		生活支援技術の基礎Ⅰ

科目名（英語）		Lifestyle support skill BasicⅠ

学科		健康福祉学科

学年		１年

学期		前期

授業形態		演習

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		福田　伸雄後藤　満枝

開講の別		オムニバス開講

実務経験の有無

介護現場での実務経験を有する
医療現場での実務経験を有する

授業の概要

介護・医療現場での実務経験を活かし、介護の実践現場に求められる介護福祉士養成の観点から講義・演習を行う。
具体的には、自立支援の視点を踏まえ、介護を必要とする人々の安全で快適な環境の整備、食事、入浴、排泄、移動、身じたく等の日常生活援助について、基本的知識・技術を習得できるよう、解説をもとに授業を展開する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

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体育学科

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健康福祉学科

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スポーツ栄養学科

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スポーツ情報マスメディア学科

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現代武道学科

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子ども運動教育学科

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アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習	■

	ディスカッション	■

	ディベート	■

	グループワーク	■

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク

授業の一般目標

介護に必要な基本的知識を身につけ、介護を必要とする人々の身体的状況や、心理的状況などについて理解することができる。また、対象者の日常生活の自立を促し、対象者の状態に応じた安全で、安楽な基本的介護技術を展開することができる。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	介護に必要な基本的知識・支援技術について理解し、説明することができる。

■	情意的領域	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況を配慮し、実践することができる。

■	技能表現的領域	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を理解し、実践することができる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	介護に必要な基本的知識について理解することができる。

■	情意的領域	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況に配慮することができる。

■	技能表現的領域	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を理解することができる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

介護に必要な基本的知識について理解することができる。	介護に必要な基本的知識・支援技術について十分に理解し、説明することができる。	介護に必要な基本的知識・支援技術について理解し、説明することができる。	介護に必要な基本的知識・支援技術について理解し、概ね説明することができる。	介護に必要な基本的知識について理解することができる。	介護に必要な基本的知識についての理解が乏しい。

介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況に配慮することができる。	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況を十分に配慮し、実践することができる。	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況を配慮し、実践することができる。	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況を配慮し、概ね実践することができる。	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況に配慮することができる。	介護を必要とする人々の立場に立ち、介護者として、対象者の身体的状況や心理的状況に配慮が欠ける。

対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を理解することができる。	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を十分に理解し、実践することができる。	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を理解し、実践することができる。	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を理解し、概ね実践することができる。	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術を理解することができる。	対象者の状態に応じた安全で安楽な基本的介護技術についての理解が乏しい。

授業計画（全体）

各授業テーマに沿って、教科書や視聴覚教材を用いて解説を加えながら、内容の確認を行う。特に重要な項目や技術については、デモンストレーションを取り入れ、その後グループごとに演習を展開し、技術の習得につなげる。教員が随時技術指導・確認を行うが、授業終了時に感想等を聞き、助言を行うなど、まとめとして、補足説明を加える。なお、授業で得た知識や学び等をレポートにまとめ、提出してもらう課題を課す場合もある。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	生活支援とは何か（福田）	生活を理解する視点と生活支援の基本的な考え方について解説する。		生活支援とはについて教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

2.	アセスメントとは何か（福田）	アセスメントの意味と手法について解説する。		アセスメントについて教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

3.	自立に向けた移動の介護１（福田）	ボディメカニクスの原理・原則について解説をもとに演習を行う。		ボディメカニクスについて教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

4.	自立に向けた移動の介護２（福田）	介護場面に必要となる姿勢の種類の説明、要介護者の移動介助の演習を行う。		姿勢・移動介助方法について教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

5.	自立に向けた移動の介護３（福田）	車椅子の扱い方や、ベッドと車椅子間の移動介助について演習を行う。		車椅子の支援方法について教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

6.	自立に向けた居住環境の整備１（後藤）	居住環境や居住環境の整備における意義・目的・実際について説明する。		居住環境の整備について、教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

7.	自立に向けた居住環境の整備２（後藤）	寝具の整え方について説明し、ベッドメイキングの演習を行う。		自宅でベッドメーキングについて復習してみること。	４時間

8.	自立に向けた居住環境の整備３（後藤）	ベッドメイキングの技術確認を行う。		自宅でベッドメーキングについて復習してみること。	４時間

9.	自立に向けた身じたくの介護１（後藤）	身だしなみを整えることの意義を説明し、衣服の着脱介助の方法について演習を行う。		脱健着患の原則を理解し、実際に自宅で復習してみること。	４時間

10.	自立に向けた身じたくの介護２（後藤）	口腔内清潔保持の意義について説明し、実際の方法について演習を行う。		実際に演習を行うため、歯ブラシとコップを持参すること。	４時間

11.	自立に向けた入浴・清潔保持の介護１（後藤）	身体を清潔に保つ方法として、、安全で的確な入浴介助の技法について実際に演習を行う。		実際に入浴するため、水着とバスタオルを持参すること。	４時間

12.	自立に向けた入浴・清潔保持の介護２（後藤）	身体を清潔に保つ方法として、安全で的確な食事介助の方法について演習を行う。		実際に足浴を行うため、タオルを持参すること。	４時間

13.	自立に向けた食事の介護（後藤）	摂食のメカニズムについて解説し、安全で適切な食事介助の方法について演習を行う。		実際に食事の介助を行うため、エプロンを持参すること。	４時間

14.	自立に向けた排泄の介護（後藤）	排泄のメカニズムについて解説し、ポータブルトイレでの排泄介助について演習を行う。		演習の際、実習着の下にハーフパンツを着用すること。	４時間

15.	授業のまとめ（福田）	これまでの授業を振り返り、解説する。		これまでの授業について、教科書の該当箇所を読み予習復習をすること。	４時間

成績評価方法（方針）

筆記試験、実技試験の結果に基づき総合的に評価する。ただし、出席3分の2以上が前提となる。
なお、試験については試験実施後に随時質問に応じて解説する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎			60%

授業内レポート	―	―	―	評価対象外

授業外レポート	―	―	―	評価対象外

演習・実技		◎	◎	40％

授業態度				加点・減点あり

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

レポートはコメントを付けた上で返却する。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・3分の2以上の出席がない学生は単位を修得することができない。（欠格条件）。
・本授業は学外の「介護実習」に直接つながる授業であり、毎回演習や体験を通しての学習になるため、授業をできるだけ休まないようにすること。　　　　　　　　　　　　　　　　
・授業態度によっては、成績評価の加点・減点を行うこともあり、身だしなみも授業態度として評価する。また、介護実習室では実習着、体育館シューズを着用すること。授業計画は、進捗状況により、多少前後することがある。