科目ナンバリング		H-HEA021J-01

科目コード		967150

科目名		知的障害者の心理・生理・病理

科目名（英語）		Psychology,physiology & pathology of Mental Retardation

学科		健康福祉学科

学年		２年

学期		集中

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		大村　一史

開講の別		単独開講

実務経験の有無

教育現場での実務経験を有する。

授業の概要

脳のしくみとはたらきの概要を学び、知的障害の心理・生理・病理の特性について理解し、実際の特別支援教育に関わる基本的知識を獲得する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

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体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1862&name=taiiku

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健康福祉学科

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スポーツ栄養学科

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子ども運動教育学科

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アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）

	反転学習

	ディスカッション

	ディベート

	グループワーク	■

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク

授業の一般目標

特別支援教育が必要な児童生徒の心理・生理・病理特性の基本的知識の獲得から、障害児研究への応用例までを含めた幅広いトピックで講義を行う。知的障害（発達障害を含む）を主な対象とし、障害児が持つ心と身体の関連性を脳科学の観点から捉えることを目的とする。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識を脳科学の観点から十分説明可能である。

	情意的領域

■	技能表現的領域	知的障害者への理解を深め、障害とそれを取り巻く環境を適切に認識し、適切な教育支援につなげていくことが出来る。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識を脳科学の観点から理解している。

	情意的領域

■	技能表現的領域	知的障害者への理解を深め、障害とそれを取り巻く環境を適切に認識し、適切な教育支援につなげていくことが出来る能力を獲得する。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識を脳科学の観点から十分理解し、それぞれについて説明可能である。	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識を脳科学の観点から十分説明可能である。	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識を脳科学の観点から理解し、説明可能である。	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識を脳科学の観点から理解している。	知的障害の心理・生理・病理に対する正しい知識の習得を要する。

知的障害者への理解と教育支援	知的障害者への理解を深め、障害とそれを取り巻く環境を適切に認識し、適切な教育支援につなげていくことが、それぞれの関係性を考えた上で、つなげていくことが出来る。	知的障害者への理解を深め、障害とそれを取り巻く環境を適切に認識し、適切な教育支援につなげていくことが出来る。	知的障害者への理解を深め、障害とそれを取り巻く環境を適切に認識し、教育支援につなげていくことが出来る。	知的障害者への理解を深め、障害とそれを取り巻く環境を認識し、教育支援につなげていくことが出来る。	知的障害者への理解、障害とそれを取り巻く環境、適切な教育支援につなげていくことが難しい。

授業計画（全体）

各授業テーマに沿って、パワーポイントを用いた講義を中心に、視聴覚教材を効果的に利用した授業を展開する。単なる一方通行の講義形式のみ偏らないように、教員＝学生または学生＝学生の双方向のディスカッションを取り入れ、学生自らが積極的に授業に参加するスタイルを取り入れる。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	オリエンテーション：特別支援教育における科学的思考力	担当教員の紹介、授業の目標と進め方、シラバスの説明、成績評価の方法		シラバスを熟読すること	４時間

2.	脳のしくみとはたらき	脳の基本的な構造と機能を説明する		資料をもとに復習しておくこと	４時間

3.	知能とは何か	知能の基本的概念と測定法について学ぶ		資料をもとに復習しておくこと	４時間

4.	知的障害の診断・検査・治療	知的障害の診断・検査法とそれらを元にした療育について学ぶ		資料をもとに復習しておくこと	４時間

5.	知的障害の心理・行動特性と支援	知的障害の認知的特性を理解し、それに基づいた支援の可能性を説明する		資料をもとに復習しておくこと	４時間

6.	染色体異常による知的障害	遺伝の生物学的な説明を行い、知的障害と遺伝との関係を学ぶ		資料をもとに復習しておくこと	４時間

7.	遺伝と出生前診断	遺伝子の基礎知識を学び、出生前診断について説明する		資料をもとに復習しておくこと	４時間

8.	認知評価から教育支援へ	知的障害の認知評価に基づいた教育支援の具体的な展開を学ぶ		資料をもとに復習しておくこと	４時間

9.	二次障害の理解	知的障害児・者が陥りやすい二次障害としての社会不適応に関する理解を深める		資料をもとに復習しておくこと	４時間

10.	グループワーク１	障害に関する視聴覚教材を用いて、ディスカッションなどを行う		自分の意見を持ち、積極的に議論に参加すること	４時間

11.	グループワーク２	生命倫理に関する視聴覚教材を用いて、ディスカッションなどを行う		自分の意見を持ち、積極的に議論に参加すること	４時間

12.	発達障害：ＬＤ	発達障害のうち、LDの心理・生理的特徴を理解し、支援方法のヒントを掴む		資料をもとに復習しておくこと	４時間

13.	発達障害：ＡＤＨＤ	発達障害のうち、ADHDの心理・生理的特徴を理解し、支援方法のヒントを掴む		資料をもとに復習しておくこと	４時間

14.	発達障害：ASD	発達障害のうち、ASDの心理・生理的特徴を理解し、支援方法のヒントを掴む		資料をもとに復習しておくこと	４時間

15.	生命倫理・神経倫	特別支援教育における生命倫理および神経倫理の考え方を学ぶ		資料をもとに復習しておくこと	４時間

成績評価方法（方針）

期末試験(評価割合70%)、ディスカッション参加(評価割合15%)、リアクションペーパー(評価割合15%)の結果にもとづき評価する。また、積極的な授業参加や真摯な授業態度による加点もある。ただし、出席回数が2/3以下の場合は、成績評価対象外とする。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎	◎		70％

授業内レポート	－	－	－	評価対象外

授業外レポート	－	－	－	評価対象外

演習・実技	○	○		15％

授業態度	○	○		15％

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

レポートの実施に関しては、授業内で指示します。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・2/3以上の出席がない学生は、単位を修得することが出来ない（欠格条件）。
・20分以上の遅刻は欠席とみなす。
・授業中は携帯電話をかばんの中にしまうこと。
・このシラバスを参考に、しっかりと予習・復習を行うこと。
・授業計画は、授業の進み方により、多少前後することがある。