科目ナンバリング		H-CAW041J-01

科目コード		966620

科目名		医療的ケア実施の基礎

科目名（英語）		The basics of medical care for care work

学科		健康福祉学科

学年		４年

学期		前期

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		堀江　竜弥福田　伸雄

開講の別		オムニバス開講

実務経験の有無

医療現場（病院・在宅）での実務経験を有する

授業の概要

医療的ケアに関連する法制度や倫理、関連職種の役割、救急蘇生法、感染予防及び健康状態の把握など、医療的ケアを安全・適切に実施するための基礎について学習する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

■		■

体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1813&name=taiiku

健康福祉学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

健康福祉学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1227&name=kenhuku

スポーツ栄養学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ栄養学科

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スポーツ情報マスメディア学科

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現代武道学科

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子ども運動教育学科

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アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習

	ディスカッション	■

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク

授業の一般目標

医療的ケアを安全かつ適切に実施するために必要な基礎的知識を身につける。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	関連する法制度や倫理、関連職種の役割、救急蘇生法、感染予防及び健康状態の把握といった医療的ケアを実践する上での基礎的知識が安全かつ適切なケアに欠かせないことが理解できる。

■	情意的領域	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントができ、医療職との連携・協力の必要性を理解することができる。

■	技能表現的領域	医療的ケアを安全かつ適切に実施するために必要な一次救命などの基礎的技術が理解できる

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	関連する法制度や倫理、関連職種の役割、救急蘇生法、感染予防及び健康状態の把握といった医療的ケアを実践する上での基礎的知識が安全かつ適切なケアに欠かせないことが説明できる。

■	情意的領域	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントができ、医療職との連携・協力の必要性を説明できる。

■	技能表現的領域	医療的ケアを安全かつ適切に実施するために必要な一次救命などの基礎的技術が習得できる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

法制度や倫理、関連職種、救急蘇生、感染予防など、医療的ケアを実践する基礎的知識が安全かつ適切なケアに必要だと理解できる。	医療的ケアを行うにあたって必要な基礎的知識が十分身についた上で、実践の在り方に関して様々な観点から成り立っていることについて根拠を以て十分に説明できる。	医療的ケアを行うにあたって必要な基礎的知識が十分身についた上で、実践の在り方に関して様々な観点から成り立っていることについてある程度説明できる。	医療的ケアを行うにあたっての基礎的知識は身についているが、実践の在り方に関して様々な観点から検討する必要性について十分説明できない。	医療的ケアを行うにあたっての基礎的知識は身についているが、実践の在り方に関して様々な観点から検討する必要性について説明できない。	利用者の安全に配慮し、医療的ケアを実践する上での基礎的知識が身についていない。

観察に基づく情報収集から的確なアセスメントができ、医療職との連携・協力の必要性を理解することができる。	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントを行う必要性について説明でき、医療職との連携・協力の必要性と方法について根拠に基づき説明できる。	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントを行う必要性について説明でき、医療職との連携・協力の必要性と方法について説明できる。	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントを行う必要性について説明できるが、医療職との連携・協力の必要性と方法について十分に説明できない。	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントを行う必要性について説明できるが、医療職との連携・協力の必要性と方法について説明できない。	観察に基づく情報収集、医療職との連携・協力に関する基本的知識が身についていない。

医療的ケアを安全かつ適切に実施するために必要な一次救命などの基礎的技術が習得できる。	医療的ケアを安全かつ適切に実施するために必要な一次救命の基礎知識を理解した上で、適切な救命処置方法が迅速に実施できる。	医療的ケアを安全かつ適切に実施するために必要な一次救命の基礎知識を理解した上で、適切な救命処置方法が実施できる。	必要性の説明は不十分だが、適切な救命処置方法が実施できる。	必要性の説明はないが、適切な救命処置方法が実施できる。	一次救命処置に関する基本的知識が身に付いておらず、救命方法を適切に実施できない。

授業計画（全体）

医療職との連携のもとで医療的ケアを安全適切に実施できるよう必要な知識・技術を習得することにある。医療的ケアは講義実時間50時間が必須となっている。　「医療的ケア実施の基礎」「喀痰吸引」「経管栄養」で、基礎知識と実施手順を学習し、「医療的ケア演習」で安全かつ適切な実施手順を習得できるよう教授する。看護職としての実務経験、老年看護学における教育研究の経験を活かし、知識に基づいたう医療支援を提供する観点から講義を行う。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	個人の尊厳と自立（堀江）	個人の尊厳と自立とは何かを資料をもとに学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

2.	医療の倫理（堀江）	医療における倫理について、様々な医療関連職の倫理も含めて学習する		前回配布資料を基に復習しておくこと	４時間

3.	利用者や家族の気持ち、説明と同意（堀江）	医療的ケアを受ける利用者や家族の気持ちについて概説し、説明と同意の必要性と基本的事項について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

4.	保健医療に関する制度（堀江）	保健医療に関する制度と何か、介護保険制度も含めて学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

5.	医行為に関する法律（堀江）	医行為に関する法律について説明し、介護福祉士が行う医療的ケアに関連する法律について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

6.	チーム医療と介護職との連携（堀江）	医療的ケアを実施するチーム医療と運営方法、介護職との連携について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

7.	喀痰吸引や経管栄養の安全な実施（堀江）	喀痰吸引や経管栄養の安全な実施とその方法論について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

8.	感染予防（堀江）	医療的ケアを実施するために必要な感染予防とその方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

9.	職員の感染予防（堀江）	職員が起こり得る感染と感染管理方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

10.	療養環境の清潔、消毒法（堀江）	医療的ケアを行うために必要な療養環境の清潔、消毒法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

11.	滅菌と消毒（堀江）	日常生活場面と医療における清潔と不潔、滅菌と消毒の概念について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

12.	身体・精神の健康（堀江）	医療的ケアを受ける者における身体・精神の健康と維持の必要性について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

13.	健康状態を知る項目（バイタルサインなど）（堀江）	健康状態を知る項目（バイタルサインなど）と測定方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

14.	急変状態について（福田）	医療的ケア上の体調不良を含む急変状態について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

15.	救急蘇生法（福田）	救急蘇生法について学習し、シミュレーターによる演習を通して学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

成績評価方法（方針）

試験は、医療的ケアの安全・適切な実施に必要な基礎知識の習得状況を確認する目的で行う。
試験における評価基準は、厚生労働省より示されている内容に準拠する。試験結果は個別に解説する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎	◎	◎	90%

授業内レポート	―	―	―	評価対象外

授業外レポート	―	―	―	評価対象外

演習・実技			◎	10％

授業態度				減点対象

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

授業終了後に、内容を確認できたかどうか、受講後のまとめを毎回課す。
学びの内容について次回授業時にコメントする。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・2/3以上の出席がない学生は、単位を修得不可（欠格条件）。
・授業態度が悪い学生に対しては、成績評価から減点する。
・20分以上の遅刻は欠席とみなす。
・授業中は携帯電話の電源を切り、かばんの中にしまうこと。
・授業計画は、授業の進み方により、多少前後することがある。
・介護福祉士国家試験の内容も含まれているため、別途、国家試験対策を各自で講じることが望ましい