科目ナンバリング		H-CAW041J-01

科目コード		153180

科目名		喀痰吸引

科目名（英語）

学科		健康福祉学科

学年		４年

学期		前期

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		堀江　竜弥

開講の別		単独開講

実務経験の有無

医療現場（病院・在宅）での実務経験を有する

授業の概要

喀痰吸引に必要な人体の構造と機能、小児の吸引、急変状態への対応など、喀痰吸引を実施するために必要な基礎知識と実施手順について学習する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

■		■

体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1100&name=taiiku

健康福祉学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

健康福祉学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=514&name=kenhuku

スポーツ栄養学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ栄養学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=645&name=eiyo

スポーツ情報マスメディア学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ情報マスメディア学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=660&name=media

現代武道学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

現代武道学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=675&name=gbd

子ども運動教育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

子ども運動教育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=640&name=kdm

アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習

	ディスカッション

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク	■

授業の一般目標

高齢者および障害児・者の喀痰吸引を、安全・適切に実施するために必要な知識を身につける。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	喀痰吸引に必要な人体の構造と機能、小児の吸引、急変状態への対応について理解することができる。

■	情意的領域	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントをもとに、医療職との連携・協力の必要性を理解することができる。

■	技能表現的領域	喀痰吸引を実施するために必要な基礎知識と実施手順を理解することができる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	喀痰吸引に必要な人体の構造と機能、小児の吸引、急変状態への対応について説明することができる。

■	情意的領域	観察に基づく情報収集から的確なアセスメントができ、医療職との連携・協力の必要性を説明することができる。

■	技能表現的領域	喀痰吸引を実施するために必要な基礎知識を踏まえ手順が習得できる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

喀痰吸引に必要な人体の構造と機能、小児の吸引、急変状態への対応が理解できる。	喀痰吸引を実践する上での基礎的知識が十分身についた上で、実践の在り方に関して様々な観点から主体的に検討し、説明できる。	喀痰吸引を実践する上での基礎的知識がある程度身についた上で、実践の在り方に関して様々な観点から検討し、説明できる。	喀痰吸引を実践する上での基礎的知識はある程度身についているが、実践の在り方に関して様々な観点から検討する必要性について、十分な説明ができない。	喀痰吸引を実践する上での基礎的知識は身についているが、実践の在り方に関して様々な観点から検討する必要性について説明できない。	利用者の安全に配慮し、喀痰吸引を実践する上での基礎的知識が身についていない。

観察に基づく情報収集から的確なアセスメントができ、医療職との連携・協力の必要性を理解することができる。	観察に基づく情報収集から喀痰吸引を行う上で必要なアセスメントについて正確に説明でき、医療職との連携・協力の必要性と方法について十分説明できる。	観察に基づく情報収集から喀痰吸引を行う上で必要なアセスメントについてある程度説明でき、医療職との連携・協力の必要性と方法について説明できる。	観察に基づく情報収集から喀痰吸引を行う上で必要なアセスメントについて説明でき、医療職との連携について認識できている。	観察に基づく情報収集から喀痰吸引を行う上で必要なアセスメントについて説明できるが、医療職との連携については必要性の認識が難しい。	喀痰吸引における、観察に基づいた情報収集、医療職との連携・協力に関する基本的知識が身についていない

喀痰吸引を実施するために必要な基礎知識と実施手順が習得できる。	喀痰吸引の実施手順が利用者の安全を配慮した上で提供されていることを理解した上で、手順や留意点について根拠に基づいて十分に説明できる。	喀痰吸引の実施手順が利用者の安全を配慮した上で提供されていることを理解した上で、手順や留意点についてある程度説明できる。	喀痰吸引についての手順や留意点について説明できるが、その根拠についての説明に不十分さが窺える。	喀痰吸引についての手順や留意点について説明できるが、その根拠は不十分である。	安全に配慮した喀痰吸引の実施手順について説明できない

授業計画（全体）

医療職との連携のもとで医療的ケアを安全適切に実施できるよう必要な知識・技術を習得することにある。医療的ケアは講義実時間50時間が必須となっている。　「医療的ケア実施の基礎」「喀痰吸引」「経管栄養」で、基礎知識と実施手順を学習し、「医療的ケア演習」で安全かつ適切な実施手順を習得できるよう教授する。看護職としての実務経験、老年看護学における教育研究の経験を活かし、知識に基づいたう医療支援を提供する観点から講義を行う。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	呼吸器系の仕組みと働き	呼吸器系の仕組みと働きについて学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

2.	呼吸状態	通常の呼吸状態および呼吸困難時の状態について学習する		前回配布資料を基に復習しておくこと	４時間

3.	喀痰吸引法とは	喀痰吸引法と方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

4.	人工呼吸器と吸引	人工呼吸療法に関する機材の仕組と人工呼吸器装着者に関する生活支援について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

5.	小児の喀痰吸引	小児に特徴的な構造と機能、吸引方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

6.	喀痰吸引に関係する呼吸器系の感染と予防	喀痰吸引に関係する呼吸器系の感染と予防について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

7.	利用者や家族の心理・説明と同意	喀痰吸引を受ける利用者や家族の心理・説明と同意の必要性と方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

8.	喀痰吸引に伴う危険と事後の安全確認	喀痰吸引に伴う危険、実施前後の安全確認について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

9.	急変および事故発生時の対応、事前対策	喀痰吸引時に起こりうる急変および事故発生時の対応と、事故を予防するための対策について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

10.	喀痰吸引に用いる器具・器材とその仕組み、清潔の保持	喀痰吸引に用いる器具・器材と構造、清潔を保つ方法について実際の機材を使用して学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

11.	喀痰吸引の技術と留意点①	喀痰吸引の技術と留意点について、映像資料をもとに学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

12.	喀痰吸引の技術と留意点②	喀痰吸引の技術と留意点についてデモンストレーションを行い学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

13.	喀痰吸引に伴うケア	喀痰吸引に必要なケアと方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

14.	報告および記録①	医療職種に行う報告および記録の必要性と方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

15.	報告および記録②	利用者の状態が変化した際の報告方法および記録の必要性と方法について学習する		テキスト及び映像資料による学習をしておくこと	４時間

成績評価方法（方針）

試験は、喀痰吸引に必要な基礎知識の習得状況を確認する目的で行う。
試験における評価基準は、厚生労働省より示されている内容に準拠する。試験結果は個別に解説する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎	◎	◎	100%

授業内レポート	―	―	―	評価対象外

授業外レポート	―	―	―	評価対象外

演習・実技	―	―	―	評価対象外

授業態度				減点対象

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

授業内容が理解できたかどうかを確認するため、毎回の授業終了後に「受講後のまとめ」を課す。
次回授業時に前回の講義内容を含めてコメントする。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・2/3以上の出席がない学生は、単位を修得不可（欠格条件）。
・授業態度が悪い学生に対しては、成績評価から減点する。
・20分以上の遅刻は欠席とみなす。
・授業中は携帯電話の電源を切り、かばんの中にしまうこと。
・授業計画は、授業の進み方により、多少前後することがある。
・介護福祉士国家試験の内容も含まれているため、別途、国家試験対策を各自で講じることが望ましい