科目ナンバリング		H-SOW021J-01

科目コード		122120

科目名		障害者教育総論（介護福祉士専攻・福祉科教諭用）

科目名（英語）		Fundamental Principle of Education of HandicappedPeople (L.)

学科		健康福祉学科

学年		２年

学期		前期

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		氏家　靖浩

開講の別		単独開講

実務経験の有無

特別支援教育に関する専門カウンセラーの実務経験を有する。

授業の概要

本授業は，障害（知的障害、肢体不自由、病弱）、発達障害に関する教育・福祉の理念、障害者教育・福祉に関する歴史・思想、社会的・制度的・経済的観点について体系的に講義する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

■		■

体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=788&name=taiiku

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健康福祉学科

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スポーツ栄養学科

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スポーツ情報マスメディア学科

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現代武道学科

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子ども運動教育学科

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アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習	■

	ディスカッション

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク	■

授業の一般目標

障害者がこれまで社会の中に置かれてきた歴史を認識し、特殊教育から特別支援教育への転換についての理解を通して、「障害」「人間」についての見方・考え方を身に付ける。また、障害者、発達障碍者の支援に必要な知識を身に付け、今後の障害者教育・福祉の方向性を考察する。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	自分の障害観、障害者観について説明できる

■	情意的領域	障害者支援活動に取り組むことができる

	技能表現的領域

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	障害や、障害者に関わる概念、歴史、基本的な施策等を記述できる。

■	情意的領域	障害のある人や支援に関心を持ち，積極的に関わろうとすることができる。

	技能表現的領域

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

障害者に関わる概念や歴史	要点を捉え、必要な内容を関連づけて記述ができる	十分な記述ができる	記述できる	部分的に記述できる	教科書等を参照すると説明できる

教科書等を参照すると説明できる	歴史的な変遷を要約し、現状について説明できる	十分な説明ができる	説明できる	部分的に説明できる	教科書等を参照すると説明できる

障害のある人への支援	障害特性に応じた適切な関わりができる	障害特性に応じた関わりが、ほぼできる	関わろうとすることができる	条件が整えば関わることができる	促されると関われる

授業計画（全体）

各授業テーマに沿った資料を用いた講義が中心となる。より理解を深めるための視聴覚教材を活用する。
授業ごとに感想と課題を授業内小レポートとして提出させることで、理解度と到達度を確認する。状況によってグループワーク等も行う。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	オリエンテーション	担当教員の紹介、授業の目標と進め方、シラバスの概説、成績評価の方法などをガイダンスし、障害についての学習方法を示す。		シラバスを熟読すること	４時間

2.	障害の基礎的理解	人間の発達と人間を取り巻く環境について説明する		「障害観」「人間観」を発表できるようにしておくこと	４時間

3.	障害の概念、ICF（国際生活機能分類）への変遷	障害とは何かについて、WHOの定義をもとに、概念とその特性を説明する		ICIDHとICFについて事前に調べておくこと	４時間

4.	障害のある子どもの教育制度	特別支援学校や特別支援学級、通常の学級における障害のある幼児・児童・生徒を対象とした教育について解説する		障害のある幼児・児童・生徒の教育制度を説明できるようにすること	４時間

5.	障害のある子どもの教育制度と教育課程	特別支援学校や特別支援学級、通常の学級における教育課程について解説する		教育課程について、自分が学んできたものと比較・整理すること	４時間

6.	障害者の権利条約について	障害者の権利条約、合理的配慮、インクルーシブ教育システム構築について解説する。		障害者の権利条約第条を読んでおくこと。	４時間

7.	障害者基本法の改正と障害者差別解消法について	障害者の権利条約を受けて障害者基本法の改正と障害者差別解消法の成立について解説する		大学における合理的配慮についてまとめておくこと	４時間

8.	学校教育と合理的配慮	これまでの講義をまとめて、学校教育と合理的配慮および差別解消について整理する。		前半7回の講義、資料を整理しておくこと。	４時間

9.	障害者と教育・福祉関係の制度的背景	障害者に関する教育・福祉関係の法制度およびその成立の背景について説明する		資料を基に復習しておくこと	４時間

10.	発達障害・知的障害と社会資源の活用と教育支援	発達障害とはどういうことなのか、特別支援教育とはどういうことなのか説明する		特別支援教育について、意見を発表できるようにしておくこと	４時間

11.	難病を持つ人の社会資源の活用と教育支援	特別支援教育と医療的ケアについて、どのような視点で行われているのかを説明する		リハビリテーションについて発表できるようにしておくこと	４時間

12.	連携と協働①地域におけるサポート体制　行政および関係機関	障害児者を取り巻く地域のサポート体制の現状と課題について説明する		課題について発表できるようにしておくこと	４時間

13.	連携と協働②保健・医療・福祉・就労サービスの連携	障害者、発達障碍者の就労支援に関する実例を紹介しながら、労働の現状と課題について説明する。		障害者の労働環境について発表できるようにしておくこと	４時間

14.	連携と協働③家族への支援　家族の介護力の把握	障害児者、発達障害者を抱える家族の支援体制について説明する		家族の支援にはどのようなものがあるか考えること	４時間

15.	連携と協働④事例検討	障害者、発達障害者の自立支援に関する実例を紹介する。		障害者の自立支援に関する実例を発表できるようにしておくこと	４時間

成績評価方法（方針）

試験は，期末に１回実施する。授業態度を評価に加え、総合的に判断する。
６回以上の欠席者は評価の対象とせず、放棄と見なす。
テストや提出されたレポートは解説しながら返却する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験			－	評価対象外

授業内レポート	－	－	－	評価対象外

授業外レポート	◎			90％

演習・実技	－	－	－	評価対象外

授業態度		◎		10％

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

レポートを実施する場合は授業内で指示します。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・2/3以上の出席がない学生は、単位を修得不可（欠格条件）。
・授業態度が悪い学生に対しては、成績評価から減点する。
・20分以上の遅刻は欠席とみなす。
・授業中は携帯電話の電源を切り、かばんの中にしまうこと。
・授業計画は、授業の進み方により、多少前後することがある。
・介護福祉士国家試験の内容も含まれているため、別途、国家試験対策を各自で講じることが望ましい