実務経験の有無 | | |
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授業の概要 | | 犯罪の原因および犯罪が起こりやすい機会を網羅的に概説する。犯罪学は生物学、社会学、心理学等の総合体系であるが、個々の学問の予備知識が無くても理解できるよう順々にテーマを展開する。 |
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DPとの関連性 | | |
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体育学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=59&name=taiiku |
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. | | 健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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健康福祉学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=84&name=kenhuku |
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. | | スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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スポーツ栄養学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=190&name=eiyo |
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. | | スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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スポーツ情報マスメディア学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=671&name=media |
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. | | 現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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現代武道学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=244&name=gbd |
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. | | 子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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子ども運動教育学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=209&name=kdm |
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アクティブ・ラーニングについて | | | | | 課題解決型学習(PBL) | ■ | | | 反転学習 | | | | ディスカッション | ■ | | | ディベート | | | | グループワーク | | | | プレゼンテーション | | | | 実習 | | | | フィールドワーク | | | |
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授業の一般目標 | | 犯罪発生のメカニズムと対策を学説に基づいて理解するとともに、有効的な警備・警護実務を具体的に提言・実践できる思考力を習得する。 |
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授業の履修目標 | | | | | | 対象 | 領域 | 内容 | | | | ■ | 認知的領域 | 犯罪原因論と犯罪機会論の両方の理論を幅広く理解し、犯罪の発生要因と防止策の両方を理論に基づいて適切に説明することができる。 | | | | ■ | 情意的領域 | 十分な理論的根拠に基づいて、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践している。 | | | | ■ | 技能表現的領域 | 理論的根拠に基づいて防犯の方策を適切かつ具体的に提言し、有効な警備計画を立案することができる。 | | | |
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授業の到達目標 | | | | | | 対象 | 領域 | 内容 | | | | ■ | 認知的領域 | 犯罪原因論と犯罪機会論のいずれかの理論を幅広く理解し、犯罪の発生要因と防止策のいずれかを理論に基づいて適切に説明することができる。 | | | | ■ | 情意的領域 | 一部の理論的根拠に基づいて、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践している。 | | | | ■ | 技能表現的領域 | 理論的根拠は不十分だが、防犯の方策を具体的に提言し、実践可能な警備計画を立案することができる。 | | | |
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ルーブリック | | | | | | | | | 評価項目 | 評価基準 | | | | | | 十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている | 十分に達成している 【履修目標】 | おおむね達成している | 最低限達成している 【到達目標】 | 達成していない | | | | | | 秀 | 優 | 良 | 可 | 不可・放棄 | | | | | | | 犯罪のメカニズムと対策の学説に基づく理解。 | 犯罪原因論と犯罪機会論の両方の理論を幅広く理解し、犯罪の発生要因と防止策の両方を理論に基づき、、具体例も挙げながら適切に説明することができる。 | 犯罪原因論と犯罪機会論の両方の理論を幅広く理解し、犯罪の発生要因と防止策の両方を理論に基づいて適切に説明することができる。 | 犯罪原因論と犯罪機会論の両方の理論を幅広く理解し、犯罪の発生要因と防止策のいずれかを理論に基づいて適切に説明することができる。 | 犯罪原因論と犯罪機会論のいずれかの理論を幅広く理解し、犯罪の発生要因と防止策のいずれかを理論に基づいて適切に説明することができる。 | 犯罪原因論と犯罪機会論の両方の理論をまったく理解していない。 | | | | | | | 警備・警護の実務および日常生活への応用に関心を持って犯罪対策の実践。 | 十分な理論的根拠に基づいて、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践するだけでなく、情報発信している。 | 十分な理論的根拠に基づいて、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践している。 | 理論的根拠に基づいて、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践している。 | 一部の理論的根拠に基づいて、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践している。 | 理論的根拠がなく、警備・警護の実務および日常生活へ応用できる犯罪対策を実践することができない。 | | | | | | | 防犯の方策を具体的に提言し、有効な警備計画の立案。 | 理論的根拠に基づいて防犯の方策を適切かつ具体的に提言し、極めて精度の高い警備計画を立案することができる。 | 理論的根拠に基づいて防犯の方策を適切かつ具体的に提言し、有効な警備計画を立案することができる。 | 一部の理論的根拠に基づいて、防犯の方策を具体的に提言し、おおむね実践可能な警備計画を立案することができる。 | 理論的根拠は不十分だが、防犯の方策を具体的に提言し、実践可能な警備計画を立案することができる。 | 理論的根拠が不十分で、防犯の方策を具体的に提言し、実践可能な警備計画を立案することができない。 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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授業計画(全体) | | 配布資料と投影資料を中心に講義を進める。必要に応じて、映像資料等も交えて解説する。犯罪社会学と犯罪心理学の理論に関する講話が主要となるが、随所に警備員としての実務経験を活かした観点を盛り込み、応用力と思考力の開拓を目指す講義を行う。 |
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授業計画(各回のテーマ等) | | | | | | | | | No | テーマ | 内容 | オンライン授業 | 授業外学修 | 時間数 | | | | | | | 1. | 犯罪学とは何か | 「人はなぜ罪を犯すか」(原因論)、「どのように犯罪を防止するか」(機会論)といった立場の違いを説明する。 | | 近年の重大事件を調べる。 | 4時間 | | | | | | | 2. | 「犯罪」という概念と犯罪統計の実際 | 私たちがイメージする「犯罪」はどこまで実態を反映しているのか、統計のトリックにもとづいて解説する。 | | マスコミによる犯罪統計報道を調べる。 | 4時間 | | | | | | | 3. | 古典的な犯罪学 | 犯罪の原因は脳や身体の特徴で説明できるのか、犯罪生物学と社会病理学を主として概説する。 | | 20世紀初頭の犯罪学理論を調べる。 | 4時間 | | | | | | | 4. | シカゴ学派の古典犯罪学 | 急激な都市化をみせたシカゴでは、深刻な貧困等の社会病理現象が蔓延した。そのような背景で生成した古典的研究を概説する。 | | シカゴの都市発達史を調べる。 | 4時間 | | | | | | | 5. | 社会的な犯罪原因① | いわゆる「不健全」な人間関係や帰属集団が犯罪者を生みだすのか、犯罪者生成のメカニズムを概説する。 | | 有名な犯罪者の生育歴を調べる。 | 4時間 | | | | | | | 6. | 社会的な犯罪原因② | 凶悪犯が存在する半面、なぜ多くの人は凶悪犯罪に手を染めないのか、「社会的絆」に着目して犯罪を概説する。 | | 日常的なインフォーマル・コントロールを調べる。 | 4時間 | | | | | | | 7. | 心理的な犯罪原因① | 凶悪犯の心理とはどのようなものか、どのような人が凶悪犯になるのかについて、犯罪心理学の観点から概説する。 | | DSM-5の内容を確認する。 | 4時間 | | | | | | | 8. | 心理的な犯罪原因② | 私たちの身近では凶悪犯罪ではなく軽犯罪が大多数を占めることから、身近な犯行の心理状態を概説する。 | | 万引に関する統計を確認する。 | 4時間 | | | | | | | 9. | 目撃証言の妥当性 | 犯罪捜査では目撃証言が決め手になることが多いが、目撃証言は本当に正確なのか、証言の有効性と限界性を概説する。 | | 冤罪の事例について調べる。 | 4時間 | | | | | | | 10. | 構築される犯罪 | 犯罪者は本当に「悪人」なのか、ラベリング論と社会構築主義の観点から、構築される犯罪について概説する。 | | 実証主義と構築主義の違いを調べる。 | 4時間 | | | | | | | 11. | 犯罪被害者への着目 | 犯罪原因論は犯罪加害者に注目するが、被害者の存在も重要であることから、被害者学の観点から犯罪被害者について概説する。 | | 犯罪被害者支援団体の活動を調べる。 | 4時間 | | | | | | | 12. | 犯罪を防止する① | 犯罪原因論は、必ずしも防犯に役立つ知見ではないため、環境犯罪学の観点から犯罪の機会と防止について概説する。 | | CPTEDの実用例について調べる。 | 4時間 | | | | | | | 13. | 犯罪を防止する② | 警備・警護の実務における防犯活動を環境犯罪学の観点から概説する。 | | 割れ窓理論の実用例について調べる。 | 4時間 | | | | | | | 14. | 「安全安心まちづくり」という政策 | 環境犯罪学は多くの社会安全政策の基礎となっているため、「安全安心まちづくり」の事例を取り上げ、政策的展開を考える。 | | タウンセキュリティの事例について調べる。 | 4時間 | | | | | | | 15. | 過剰防犯の課題 | 環境犯罪学は、過度な監視や過剰な防犯対策を促す危険性も孕むことから、平和的かつ有効的な実務運用を考える。 | | 監視社会論について調べる。 | 4時間 | | | | | | |
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成績評価方法(方針) | | 定期試験とレポートの両方とも、①起承転結の論理構造、②犯罪学的な説明の正当性、③実務への応用思考等を基準に評価する。暗記偏重ではなく、思考力に重点を置いた論理的記述を求める。 |
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成績評価方法(詳細) | | | | | | | | 到達目標\評価方法 | 認知的領域 | 情意的領域 | 技能表現的領域 | 評価割合(%) | | | | | | 定期試験 | ◎ | ◎ | 〇 | 70% | | | | | | 授業内レポート | ― | ― | ― | 評価対象外 | | | | | | 授業外レポート | 〇 | 〇 | ◎ | 30% | | | | | | 演習・実技 | ― | ― | ― | 評価対象外 | | | | | | 授業態度 | ― | ― | ― | 評価対象外 | | | | | | 出席 | 欠格条件 | | | | | |
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レポートの実施・返却(方針) | | 定期試験とレポートの原本は返却しないが、フィードバックを希望する学生には研究室にて個別に答案用紙を複写・返却するなどの措置を講じる。 |
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履修上の注意(受講学生に望むこと) | | ・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。 | ・犯罪学の各領域(犯罪社会学、犯罪心理学、被害者学、環境犯罪学)の学説を幅広く扱う授業であることを承知の上で受講すること。 ・刑法学・刑事政策も犯罪学の一領域であるが、これらは「安全・安心関係法令概論Ⅰ」で扱うため、本講義では確認程度にとどめる。 ・時事的な事例を挙げて説明することがあるため、日々のニュース(主に社会面記事)をチェックしておくこと。 |
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関連科目 | | 社会の安全・安心概論Ⅴ、安全・安心関係法令概論Ⅰ・Ⅱ |
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教科書 | | |
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参考書 | | | | | | | | № | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | | | | | | 01 | 犯罪・非行の社会学(補訂版) | 岡邊健ほか | 有斐閣 | 2020 | | | | | | 02 | 非行・犯罪心理学 | 松浦直己 | 明石書店 | 2015 | | | | | |
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オフィスアワー | | |
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GCR | | |
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その他 | | |
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備考 | | 感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、 大学の指示に従い受講して下さい。 |
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