科目ナンバリングM-CSS031J-02
科目コード534110
科目名警備制度と国際社会
科目名(英語)
学科現代武道学科
学年3年
学期後期
授業形態
必修・選択の別
単位数2
担当教員金 一坤
田中 智仁
開講の別オムニバス開講


実務経験の有無
警備員としての実務経験を有する(田中智)
授業の概要
民間警備制度が、①住民自治や市民社会主導のものか、②公的警察制度の補完的な機能にとどまっているかという視点から、警備員としての実務経験も踏まえ、諸外国の民間警備制度の由来・特性を検証し、概観する。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=668&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=82&name=kenhuku
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スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=213&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=228&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=243&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=208&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学習
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
公的な警察制度の成立の歴史的背景および政治的背景、その権力の強弱を踏まえた上で、諸外国の民間警備制度における相違を理解することができる。また、この違いを国際比較することにより、日本の民間警備制度の特性を見出すことができる。
授業の履修目標
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することができる。
情意的領域諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることができる。
技能表現的領域日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することができる。
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することができる。諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することが極めて十分にできる。諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することが十分にできる。諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することがおおむねにできる。諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することが最低限にできる。諸外国との国際比較の観点から、日本の民間警備制度の特性について説明することが全くできない。
諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることができる。諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることが極めて十分にできる。諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることが十分にできる。諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることがおおむねにできる。諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることが最低限にできる。諸外国の民間警備制度の理解を深め、意欲的に現地視察をすることが全くできない。
日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することができる。日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することが極めて十分にできる。日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することが十分にできる。日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することがおおむねにできる。日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することが最低限にできる。日本の警備業者の海外進出計画を、留意点を踏まえて立案することが全くできない。
授業計画(全体)
本講義は田中智と金一のオムニバス科目である。第1回から第5回までの総論とドイツ、フランスの民間警備制度については田中智が講義する。第8回以降の韓国、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、日本の大手2社の比較については金一が講義する。原則として対面授業を行うが、 オンラインで対応する場合は、別途指示をします。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.警備制度と国家(田中智)国際比較を行う上で不可避となる「国家」という概念について概説する。高卒程度の政治史を復習する。4時間
2.民間警備制度の世界史Ⅰ(田中智)先史時代から中世にかけての民間警備制度の歴史を概説する。高卒程度の世界史(古代・中世)を復習する。4時間
3.民間警備制度の世界史Ⅱ(田中智)中世から近代にかけての民間警備制度の歴史を概説する。高卒程度の世界史(近代)を復習する。4時間
4.民間警備制度の世界史Ⅲ(田中智)世界最古の警備業者といわれるアメリカのピンカートン探偵社について概説する。アメリカの歴史(西部開拓時代)を調べる。4時間
5.軍事会社としての民間警備(田中智)民間兵士を戦地に送り込む軍事会社について概説し、警備業との類似性と差異性について検討する。湾岸戦争、9・11、イラク戦争を調べる。4時間
6.ドイツの民間警備制度(田中智)ドイツの民間警備制度の法体系、警備員の資格制度、警備業務の実態、市場規模、民間警備業務と公的警察業務との関係等を概説する。ドイツの政治経済史を調べる。4時間
7.フランスの民間警備制度(田中智)フランスの民間警備制度の法体系、警備員の資格制度、警備業務の実態、市場規模、民間警備業務と公的警察業務との関係等を概説する。フランスの政治経済史を調べる。4時間
8.韓国の民間警備制度(金一)韓国の民間警備制度の法体系、警備員の資格制度、警備業務の実態、市場規模、民間警備業務と公的警察業務との関係等を概説する。韓国の政治経済史を調べる。4時間
9.イギリスの民間警備制度Ⅰ(金一)中世期以降のイギリスの社会経済の発展と国民の警備思想、警備・警察システムの形成過程及びその特性について概説する。イギリスの政治経済史を調べる。4時間
10.イギリスの民間警備制度Ⅱ(金一)イギリスの民間警備制度の法体系、警備員の資格制度、警備業務の実態、市場規模、警備業務・警察業務との関係等を概説する。イギリスの法制史を調べる。4時間
11.アメリカの民間警備制度Ⅰ(金一)植民地時代・西部開拓時代以降の アメリカの警備・法執行システムの形成過程とその特徴を概説する。アメリカの政治経済史を調べる。4時間
12.アメリカの民間警備制度Ⅱ(金一)アメリカの民間警備制度の法体系、警備員の資格制度、警備業務の実態、市場規模、警備業務と警察業務との関係等を概説する。アメリカの法制史を調べる。4時間
13.カナダ及びオーストラリアの民間警備制度(金一)カナダ及びオーストラリアの民間警備制度の法体系、警備員資格、警備業務の実態、市場規模、民間警備・警察業務との関係等を概説する。カナダとオーストラリアの政治経済史を調べる。4時間
14.日本の大手警備業者の比較(金一)日本の大手警備業者セコムと綜合警備保障の警備業務に関し、国際的な展開とその業務特性を比較する。セコムと綜合警備保障について調べる。4時間
15.警備制度の国際比較(金一)第二次大戦後の世界の警備市場・警備業の動向を概観し、その過程で発展してきた諸外国の警備制度を比較し、その相違と特性を比較する。第6回~第14回の授業内容を復習する。4時間
成績評価方法(方針)
①起承転結の論理構造、②諸外国の警備制度に関する知識の正当性、③実務への応用思考等を基準に評価する。暗記偏重ではなく、思考力に重点を置いた論理的記述を求める。定期試験の原本は返却しないが、フィードバックを希望する学生には研究室にて個別に答案用紙を複写・返却するなどの措置を講じる。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験50%
授業内レポート評価対象外
授業外レポート50%
演習・実技評価対象外
授業態度評価対象外
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
定期試験の原本は返却しないが、フィードバックを希望する学生には研究室にて個別に答案用紙を複写・返却するなどの措置を講じる。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
・初学者にわかるような説明を行うが、高校までに修得した世界史、地理、政治経済の知識を確認しておくことが望ましい。
・近年の警備制度については、時事的な動向も反映させるため、新聞等の国際面をチェックしておくことが望ましい。
・各国とも警備業法の概説を含むため、日本と比較する上で日本の警備業法についても確認しておくことが望ましい。
関連科目
社会の安全・安心概論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅴ、警備ビジネス論
教科書
書名著者出版社出版年
01特に指定しない
参考書
書名著者出版社出版年
01特に指定しない
オフィスアワー
火曜日12:40~14:10(金一)
GCR
yqdwhj7
その他
il-kim@sendai-u.ac.jp
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。