科目ナンバリング		M-CSS321J-04

科目コード		152090

科目名		応用武道護衛

科目名（英語）		Guard of applied martial arts Ⅰ

学科		現代武道学科

学年		２年

学期		前期

授業形態

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		荒木　貞義岩渕　孝二

開講の別		同時開講

実務経験の有無

皇宮護衛官、警察官の実務経験を有する。

授業の概要

皇宮護衛官、警察官の実務経験を活かし、天皇、皇族及び総理大臣等の要人の身辺護衛について、その歴史的背景や過去の事例、根拠、限界等について概説するほか、身辺護衛に必要な運動能力と術技等を体験させ、武道の応用展開がもたらす意義と効果、さらに、公共の安全と秩序の維持に従事する警察等の意義と重要性について解説する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

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体育学科

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アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）

	反転学習	■

	ディスカッション	■

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション

	実習	■

	フィールドワーク

授業の一般目標

皇宮護衛官、警察官が、身辺護衛の対象を守り、公共の安全と秩序を維持するために必要とされる知識と運動能力及び術技等を、段階をおって理解し修得する。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	身辺護衛に関しての基礎的な知識、技能を理解し説明できる。

■	情意的領域	身辺護衛における基本的な対応を理解し、公共の安全と秩序維持に寄与できる。

■	技能表現的領域	身辺護衛に従事する警察官等に、必要とされる基本的な術技を実践できる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	身辺護衛の意義、目的、法的根拠、重要性及び必要な運動能力と術技を理解し、解説できる。

■	情意的領域	武道が身辺護衛の術技に応用され、公共の安全と秩序の維持の礎になっていることを理解し、説明できる。

■	技能表現的領域	身辺護衛に従事する警察官等に必要とされる術技を理解し、基本的な技の施術ができる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

身辺護衛に関する基礎的な事項を理解している。	基礎的な事項を、十分理解している。	基礎的な事項を、理解している。	基礎的な事項を、ほとんど理解している。	最低限の基礎的事項を、りかいしている。	基礎的事項を、理解していない。

術技習得に関する論理的な思考や状況判断ができる。	基本的な術技を、十分実践することができる。	基本的な術技を、実践することができる。	事本的な術技を、概ね実践できる。	最低限の基本的な術技を、実践することができる。	基本的な術技を、実践できない。

積極的に授業に参加できる。	授業に積極的に参加できる。指示された課題に、創造性を持って取り組める。	授業に積極的に参加できる。指示された課題に、適切に取り組める。	授業に積極的に参加できる。指示された課題に、ある程度適切に取り組める。	授業に積極的に参加し、指示された課題に、最低限取り組める。	授業に積極的に参加できず、指示された課題ｊに、最低限取り組めない。

授業計画（全体）

配布資料を中心とする講義、並びに「護衛術技」「実戦実技演習」等の体験等により、実践形式の授業を進める。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	オリエンテーション	授業の目的及び概要の解説、授業の進め方と評価方法について解説する。		シラバスを熟読すること。	４時間

2.	護衛の意義目的と歴史及び対象	警察業務の警衛及び警護の意義目的と歴史及び法的根拠を解説するとともに、警察の組織機構と警護対象との比較を概説する。		護衛について調べておく。	４時間

3.	護衛に関わる過去の事例研究と皇室行事	警衛及び警護における歴史的に著名な事件を列挙、問題点等を解説するとともに、皇室行事の事例等について概説する。		配布資料を復習する。	４時間

4.	一般社会における防護活動の手法と限界	一般社会における身辺の安全・安心確保の対応手法と事例検討及び法的根拠、限界を概説する。		一般社会における防護活動について調べておく。	４時間

5.	試験①	第①-④回までの授業の理解の程度を判定する。		試験対策して臨むこと。	４時間

6.	警衛・警護に必要な運動能力と体力の強化	皇宮護衛官、警察官が警衛・警護に従事するために必要とされる基礎体力と運動能力等を体験して、その概念と必要性及び鍛錬方法を修得する。		事前トレーニングをしておく。	４時間

7.	警衛・警護時の制圧・逮捕要領の体験と実践	暴漢等の制圧逮捕に必要な術技能力を解説し、警衛・警護における防護技の要領を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

8.	護衛術技①	要人に接近しようとする者の制止・排除の術技を解説して、前方から接近する者への排除要領等を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

9.	護衛術技②	要人へ接近しようとする者の制止・排除の術技を解説して、背後から接近する者への排除要領等を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

10.	護衛術技③	要人へ駆け足で接近する等、緊急性の高い場合の制止・排除の術技を解説して、「タックル」等の要領を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

11.	護衛術技④	要人に凶器を所持し、危害目的で接近する者の制止・排除の術技を解説して、「タックル」、「突き倒し」等の要領を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

12.	護衛実戦実技演習①	要人が徒歩移動中における送迎者列からの接近、襲撃に対する位置取り、及び単独・複数による防禦体制を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

13.	護衛実戦実技演習②	要人の車両移動及び乗降時における接近、襲撃等に対する防禦体制を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

14.	護衛実戦実技演習③	想定による要人防禦計画の策定と実践方法を体験、修得する。		授業内容を復習する。	４時間

15.	試験②	第⑥-⑭回までの授業の理解の程度を判定する。		試験対策をして臨むこと。	４時間

成績評価方法（方針）

授業内容の筆記試験・実技試験及び術技の習熟度、授業態度で総合評価する。ただし、出席回数2/3以下の場合は、成績評価対象外とする。評価結果については、試験終了後に解説、質疑応答を行い確認する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎		〇	40%

授業内レポート	―	―	―	評価対象外

授業外レポート	―	―	―	評価対象外

演習・実技			◎	40%

授業態度		〇	〇	20%

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

レポート実施する場合は、授業内で指示する。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・実技授業は、相対動作が多いことから、柔道着を着用し、時計等の貴金属類を外すこと。
・実技授業中の不注意による受傷事故防止と実技技能向上に伴う乱用、授業外での悪用の防止を徹底すること。