科目ナンバリング		N-PSY021J-01

科目コード		966630

科目名		運動学習の心理学

科目名（英語）		Psychology of Motor Learning

学科		スポーツ栄養学科

学年		２年

学期		集中

授業形態		講義

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		粟木　一博

開講の別		単独開講

実務経験の有無

授業の概要

体育やスポーツ競技技術をはじめとする学習が効果的に成立するためにはコーチングを実践する側の計画が必要である。特定の運動技能獲得を目指した指導を行う場合、目標となる運動の性質やその学習様相に関する理論を踏まえて計画を立てるとともに、指導方針もそれに沿った合理的なものでなければならない。本講では、運動およびその学習の理論について概説する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

■			■	■

体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=59&name=taiiku

健康福祉学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

健康福祉学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=84&name=kenhuku

スポーツ栄養学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ栄養学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=190&name=eiyo

スポーツ情報マスメディア学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ情報マスメディア学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=671&name=media

現代武道学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

現代武道学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=244&name=gbd

子ども運動教育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

子ども運動教育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=209&name=kdm

アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習	■

	ディスカッション

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク

授業の一般目標

運動およびその学習について説明ができるようになるとともに、どうすればもっとも効果的に運動技能が習得できるかを考えることができる。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	運動に関する理論やその学習理論を理解しており、その内容について説明ができる。また、スポーツの現場を想定してその知見の応用方法を検討することができる。

	情意的領域

■	技能表現的領域	運動やその学習に関する知見を応用し、調査実験やトレーニングプランを作成、実践することができる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	運動に関する理論やその学習理論を理解している。また、スポーツの現場を想定してその知見を検討することができる。

	情意的領域

■	技能表現的領域	運動やその学習に関するトレーニングプランを作成、検討することができる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

運動に関する理論やその学習理論の理解	運動に関する理論やその学習理論を理解しており、その内容について十分な説明ができる。また、スポーツの現場を想定してその知見の有効な応用方法を検討することができる。	運動に関する理論やその学習理論を理解しており、その内容について説明ができる。また、スポーツの現場を想定してその知見の応用方法を検討することができる。	運動に関する理論やその学習理論を説明できる。また、スポーツの現場を想定してその知見を検討することができる。	運動に関する理論やその学習理論をを理解している。また、スポーツの現場を想定してその知見を検討することができる。	運動に関する理論やその学習理論を理解していない。

運動やその学習に関する理論の応用	運動やその学習に関する知見を十分に応用し、有効な調査実験や効果的なトレーニングプランを作成、実践することができる。	運動やその学習に関する知見を応用し、調査実験やトレーニングプランを作成、実践することができる。	運動やその学習に関する調査実験やトレーニングプランを作成、検討することができる。	運動やその学習に関するトレーニングプランを作成、検討することができる。	運動やその学習に関する調査実験やトレーニングプランについて検討することができない。

授業計画（全体）

運動学習および運動の制御に関する理論をなるべく具体例を交えながら詳説するとともに、実験を実際に行いそのデータの分析や解釈も実践する場面を設ける。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	オリエンテーション	これからの授業計画に関する紹介を行う。		シラバスを熟読する。	４時間

2.	運動行動の構造	運動能力の構造について解説するとともに、その一般性や特殊性について解説する。		運動技能の構造について考える	４時間

3.	学習とパフォーマンス	運動の学習とパフォーマンスの定義を明確にし、それを規定する要因について解説する。		「パフォーマンス」の意味について考える	４時間

4.	運動技能と運動体力の測定	技能や体力の測定方法について解説を行う		運動技能の測定方法について考える	４時間

5.	運動技能学習と動機づけ	運動技能学習に関連する動機づけ理論について解説を行う		動機づけ理論について調べておく	４時間

6.	運動学習研究の重要性	運動学習とはどのようなものであるかそしてそれを体系化することの重要性について解説する		運動学習の事例について考えておく	４時間

7.	運動学習の情報処理モデル(1)	運動学習の制御モデルであるフィードバック制御について解説する		「フィードバック」ということばについて調べておく	４時間

8.	運動学習の情報処理モデル(2)	運動学習の制御モデルであるフィードフォワード制御について解説する		「フィードバック」と「フィードフォワード」との違いについて調べる	４時間

9.	運動学習理論(1)	Adamsの閉回路理論について解説する		運動を学習する場面の具体例を挙げられるようにする	４時間

10.	運動学習理論(2)	Scmidtのスキーマ理論について解説する		運動が上達向上するメカニズムについて考えておく	４時間

11.	フィードバックの種類	フィードバックの効果的な利用方法について解説する		日常の運動制御にフィードバックがどのように関連しているか考える	４時間

12.	フィードバックの効果的な利用(1)	内在的なフィードバックと付加的なフィードバックに関する解説とその指導への有効活用について解説する		フィードバックの種類について考える	４時間

13.	フィードバックの効果的な利用(2)	内的フィードバックと外的フィードバックについて解説する。さらにオープンスキルとクローズドスキルとの関連性についても開設する		フィードバックの指導への応用について考える	４時間

14.	言語による指導	効果的な言語による運動学習指導について解説する		運動学習で言語が用いられる場面を考える	４時間

15.	メンタルプラクティス	メンタルプラクティスなど運動学習を助ける手法について解説する		メンタルプラクティスについて調べておく	４時間

成績評価方法（方針）

期末の定期試験および授業内で行う小テストやレポートを評価の対象とする。
提出されたレポートは授業内で返却し、解説する
試験については授業内で返却し、解説する
感染症対策の観点から教員からの連絡や資料の配布、課題の提出はGCRを活用し、遠隔授業で実施する。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	◎			60%

授業内レポート	○		○	20%

授業外レポート	○		○	20%

演習・実技	―	―	―	評価対象外

授業態度	―	―	―	評価対象外

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

レポート実施する場合は、授業内で指示をします。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・出席が２/３未満の場合は不合格とする。
・積極的な態度で受講することはもちろんのこと、自分自身で具体的な事例を取り上げながら考える態度で受講すること