【地域住民、本学卒業生、その他関係の皆様方へ】「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」変更に伴う仙台大学の対応について

地域住民、本学卒業生、その他関係の皆様方へ
 
5月4日「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」変更に伴う仙台大学の対応について
(「対応方針」のうち教育関係の政府通知を末尾に添付しておりますのでご参照ください。なお、身体活動に関するものについては後日改めてお知らせします。)
 
新型コロナウイルス感染に関し、本学に関するマスコミ報道等があり、皆様には、大変ご心配をおかけしましたことを、深くお詫びいたします。
以下、掲題の政府方針を踏まえ、本学としてのこれまでの対応経過、及び今後の対応についてご説明いたします。
 
1.新型コロナウイルス感染に関するこれまでの対応等について
① 仙台市在住の本学学生の新型コロナウイルス感染に関する経過について
 この件に該当する学生さんは、陽性との検査結果が判明する前、3月27日午前中に、本学キャンパスで運動し、同日夜になって発熱したこと、翌日通院し、風邪との診断で薬を処方され数日で平熱に戻ったこと、4月4日と7日に本学学生と接触していたという事実がありました。これらの事実に関しては、4月11日、仙台市が20 代男子学生の感染について発表した時点では、本学として確認できておりませんでした。
 仙台市の発表後、当該学生が本学在籍の 4 年生であることが判明したことから、関係者からの状況確認のうえ翌12日、本学のホームページで、「一貫して自宅待機をしており、柴田町の本学キャンパスへ立ち入ってはいません」との情報発信を行いました。しかし、当初の状況確認方法の綿密性が十全でなかったこと等もあり、上述の諸事実を新たに確認したことから、15日に、再度、本学のホームページで、新しい事実を踏まえ訂正する旨の情報発信を行いました。そして、このことで様々な報道等の動きが派生し、該当する学生さん、及びその関係者の方々に、結果的に、大変なご迷惑をおかけする事態となってしまいました。
 
②その後の対応等について
 15日の訂正発信とともに、仙南保健所の指導・監督を頂きながら、感染者の行動歴、利用した本学施設、接触可能性のある学生等を把握し、本学施設の徹底した消毒、接触者について接触日以降2週間以上の健康観察などを実施してきました。
 その結果、仙南保健所から、➀本学キャンパスの関係施設は消毒され、今後、利用上の問題は無いこと、②感染者と接触可能性があるのは本学学生に限られ、その学生を特定のうえ、接触日以降は自宅待機させて2週間の健康観察を行った結果、4月末に、いずれの学生も感染は無いと判断される、ということが示されました。
 本学学生に係る新型コロナウイルス感染及びその後の経過は以上のとおりですが、当初の事実関係の確認方法について本学として綿密性が十全でなかったことから、一部の報道を契機として感染した学生さんがネットで誹謗中傷されるという事態に至ったこと、このことに伴い地域住民の方々をはじめ皆様に大きなご懸念を抱かせる結果となったことは誠に遺憾であります。
 改めて、お詫びの意を表しますとともに、今回の結果を大いに反省し、今後、同様の事案が二度と起きないよう、事実確認方法の綿密性により十全を期し、十分な確認を行った上での必要な情報の提供という方針を徹底するとともに、個人情報の保護に万全を期してまいります。
 
2. 授業実施等について
① キャンパス施設利用などについて
 本学のキャンパスについては、仙南保健所の指導・監督の下の諸対応により、現在、通常使用が確保できております。これに伴い、学生や外部の方々の入構制限を、今後、段階的に緩和してまいります。また、体育実技や部活動の再開を念頭に、学生のトレーニング等についても、今後、段階的に認めていく方策について、目下、体育・スポーツ・健康領域を専攻する大学としての具体策を検討中であります。
 
② 5月11日からの遠隔授業の開始について
 4月20日以降、授業方式に関するオリエンテーションを実施してきましたが、5月11日から、いよいよ、授業を開始します。この授業は、6月末までを目途に、遠隔授業方式で実施します。
 そして、その円滑な実施のため、全学生にiPadの配布、及びWi-Fi環境の構築その他の受講環境について、基本的に大学負担で整備し、万全を期すこととしております。ただし、その準備には、5月一杯程度かかる見通しとなっており、その間は、学生の手持ちの受信環境での受講となることから、大学近接地域に在住している学生のうち、特に受信環境が十分でない場合には、希望により、大学構内の受信環境の整備された教室等での学修を認めることとしております。もとより、体温のチェック等の健康管理、社会的な距離を保った行動など、感染防止のために要請されている事柄を全てクリアーすることが大前提となりますが、皆様にはご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 
 地域住民、本学卒業生、その他関係の皆様方に対し、仙南保健所の指導・監督による感染拡大防止に関する本学の対応状況について、大学として機会をとらえてご説明すべきところ、時宜を失したがゆえに、大きな懸念を招来することとなりました。この点につきましても、深く反省し、今後、本件に限らず、大学の諸活動に関しましては、関係の方々に対し、適時的確に情報をお届けし、地域と共生していく大学として歩んで参りたいと存じておりますので、改めて、引き続き、ご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。
 
令和2年5月8日     学長 遠藤 保雄
 
 
※ 国が5月4日に変更した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」における「学校等の取扱い」(抜粋)
三 新型コロナウイルス感染症対策の実施に関する重要事項
(3)まん延防止
5)学校等の取扱い
① 文部科学省は、「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」、及び5月1日に発出した「新型コロナウイルス感染症対策としての学校の臨時休業に係る学校運営上の工夫について」等において示した臨時休業の実施に係る考え方について周知を行い、地域の感染状況に応じて、感染予防に最大限配慮した上で、段階的に学校教育活動を再開し、児童生徒等が学ぶことができる環境を作っていく。都道府県は、学校設置者に対し、保健管理等の感染症対策について指導するとともに、地域の感染状況や学校関係者の感染者情報について速やかに情報共有を行うものとする。