中山晴雄先生による頭部外傷セミナーを開催



 10月15日(火)17:00から本学LC棟で今年も東邦大学大橋病院脳神経外科から、国内スポーツ頭部外傷研究の第一人者である中山晴雄先生にお越しいただき、頭部外傷セミナーを開催いたしました。

 命に関わる頭部外傷から選手の安全を守るために、

①頭部外傷後は、脳内の血流の低下が起こる事から、脳活動に変化が生じ、様々な症状を引き起こすことを理解する。
②受傷後24-48時間は、他の怪我と同様に、安静にすることが望ましく、しかしその後は症状に応じた活動をしていくことが、回復に良い影響を及ぼす。
③神経細胞の回復には睡眠が重要であるため、眠れるように支援する事は大切である。
④女性と男性、子供と成人では脳神経の太さが違い、女性と子供の方がより影響を受けやすく、また回復にも時間がかかるということを理解する。
⑤選手がチーム内で孤立しないよう、メンタルケアや状況に配慮することが大切である。
⑥受傷後の対処について、各教育機関や競技団体でのルール作りをしていくことが大切である。特に教育機関では、競技復帰の前に、就学復帰を支援する体制を築いていくことが必要である。
⑦我々スタッフは、各選手が脳震盪を起こした原因を究明・情報共有し、各選手に合わせた対策を実施し、再発の予防を目指すべきである。
⑧我々スタッフは、選手にとって一番良い判断を支援できるよう、常に情報収集し、それらをアップデートしていくべきである。
⑨脳震盪を複数回受ける事による将来的な問題は、まだ明らかになってはいない。しかしながら、脳震盪も他の怪我と同様に、繰り返さないことが非常に重要である。一度大丈夫だったからといって、次も大丈夫とは限らないということを、選手も我々スタッフも理解するべきである。

 以上の周囲のスタッフが知っておくべき9つについてお話をしていただきました。

 今回は、本学教職員やアスレティックトレーナー部学生ら25名が参加し、非常に充実した時間を過ごすことができました。
 UNIVAS加盟大学として、今後本学での安全対策にも活かしていきたいと思います。
 中山先生には、台風19号の影響の中お越しいただき、一同深く感謝いたします。
<アスレティックトレーナールームより>
 

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